今朝、時間設定していたのに更新し忘れました。💦

七草粥作るのに寝坊しちゃってか朝からバタバタしていたので。


と思って投稿したらすでにいいねが18……。

あれ?バグ??


こちらは過去のお話です。

思い出しながら書いているので、時間軸が前後する場合があります。



    

実家の父は認知症が進行して
有料老人ホームに入居者していました。


過去のお話はこちらから……




父の食事はワンプレートの刻み食でも飲み込めなくなり、全ての食事に透明の「のり」のようなとろみ剤を混ぜるようになりました。

喉を滑って行くように……です。

ご飯は、ほとんど粒のないお粥でした。

量が食べられないのにお粥なので栄養が取れず、

高カロリーゼリーなども食べていました。

この頃、私はやっと気づきました。

認知症が進行して7年くらいで命を落とす方が多い……と言う意味。

咀嚼というもの自体を忘れていってしまうのだと……。そこから誤嚥肺炎になってしまうことがある…あるいは栄養が取れなくなるのだと。


私の祖母……父の母……は、私が3歳の時に亡くなりましたが、1月10日が命日です。

その頃は自宅で食事も取れなくなっていたそうですが、お正月に「鰻が食べたい」と言い。

当時正月はお店はみんな休みでしたが父が頼み込んでやっと鰻重を手に入れ、それを1粒残らず平らげて

10日後に亡くなった……とよく聞かされていました。


その年の正月、弟家族と施設に面会に行ったときは、

面会室で一緒に食事をしたいと施設に申し出ていました。

なんとなく、これが最後のお正月になるかも……と思いました。

デパートの地下で食事を購入しようと探していた時に、ふと祖母の鰻の話を思い出し、ご飯粒は誤嚥の可能性があるので、鰻の蒲焼きを買いました。




施設の応接室で弟夫婦と私たち夫婦と孫の哲平と鰻を食べました。

食べられるか心配しましたが、父は美味しいと言ってあっという間に完食。

びっくりしました。

束の間の会食でした。



父が緊急入院で救急搬送されたのは、その7日後でした。