これは過去のお話です。

時間軸が前後する場合があります。



    

認知症で有料老人ホームに入居した父ですが、新規オープンの新築の特養から入居可能の連絡があり、
急遽そちらに引っ越しました。


特養でのトラブルは続きました。



入居して2週間もしないうちに、二度のトラブルがあったことが……それが初歩的なミスであったことが、

私と弟の心に引っ掛かりました。


そして、入居して2度目に施設に会いに行った時、

リビングにいるであろう父が見当たらず、

スタッフもいません。

他の入居者数名が車椅子に乗ってテーブルに向かって座っていました。


やっとスタッフが来たので父の様子を聞きました。


数日前から少し熱っぽいのでベッドで寝ています。


部屋でベッドで寝ていた父は別人になっていました。

数日寝ている間に認知症が進んだように見えました。。

顔から覇気は消え、目は天井を見てますし、

私たちの声掛けにもあまり反応しません。


スタッフは他に暴れる入居者がいてそちらに二人がかりでついていて、黙って寝てる父はほぼ放置のようでした。

これはあくまで私たちの推測ですが。

明らかに手がまわってない。

しばらくすると部屋にスタッフが来ました。

介護資格のあるスタッフです。


熱は何度あるのですか?


ああ、もう下がったかな?

〇〇さん起きますかー?


………。

???質問聞こえてます?



その時、実は弟も一緒にいたのですが、ポツンと言いました。


姉ちゃん、このままここでいいのかな?

おれ、後悔しそうな気がする。


私も同じことを考えていたよ。


そこでの会話はそれで終わりました。


これは手が足りていない。

いや、人数は規定通りなのだけど、機能していない。

残り 2人のスタッフは明らかに何をしていいかわからず、家族が何かを聞いても、目がキョドる……キョロキョロ



これは、目が届かないときにも危険回避してもらうためにこちらが動かなきゃだな‥…と思い

帰り際にスタッフの男性に、

元気になると、父は1人で起き上がって歩こうとしてしまいます。

足がおぼつかないので危険なので、ベッドから起き上がったらピンポンでスタッフに通知するシートありますよね。あれをシーツの下に敷いてもらえませんか?


あ…

わかりました…。

はい…。


大丈夫かな…

返事がすごく不安げ…自信なさそうに聞こえるんです。



とにかく、これが設置されれば放置されても勝手に起き出して歩き出して怪我をする危険は低くなる。

そう思いました。


が……。わたしが感じた不安は的中してしまいました。