綻びは、繕わず | オクノスタイル

オクノスタイル

福岡を中心に、オリジナル曲を歌ったり、語りと即興音楽のライブをやったり
写真を撮ったり、物書きしたり

日々の様々を自分目線で書きつらねてます



雨宿りをしている

小腹がすいたので、スーパーの外のベンチでかしわめしのおにぎりを食べながら


最近、おやつがおにぎりとかになってきた

チョコパイや堅揚げポテトチップスなんかに、食指が動かない

たまには食べるけど、ノリというか、名残というか


おやつを選ぶとき、スーパーの棚に並ぶ元大好物たちと会話する

お腹すいたけど、今わたしは何が食べたい?
甘いものなら、チョコレート系、菓子パン、それか、カリントウ、お手軽にグミ、ハイチュウとかね

ベビースターラーメン、リングポテト、船酔いのお供チップスター、湖池屋は種類が多くて悩むんだよな

今日は少し寒いけど、アイスもあり
ドンレミーのデザートもうまい

でも

結果、おにぎりを買って、ハイキング気分で食べている

雨がさらさらと降っている



勉強に追われていた高校時代、マロンクリーム、カスタードクリーム、ホイップクリームのたっぷり入ったフランソワのマロンワッフルを、1日5個とか食べていた

仕事で体力と気力をすべて使っていた頃は、コーヒークリームサンドや揚げきなこあんドーナツとかの激アマ菓子パンが主食
ミスドが夕飯なんて、ざらにあった

手軽に糖分補給できて、手間もかからない
糖分を取ると、割と早く動き出すことができる

どうかしていた 笑


わたしは一生ぶんの甘いものを、食べつくしたのかもしれない

ここ何年かは、甘いものを続けて食べると、体がかゆくなるようになった

気の所為かと思っていたけど、そうでもないらしい


体は、本当に正直だ


自分を雑に扱ってることに気が付きもせず、熱に浮かされたように必死に生きていたことを、振り返っている

実家に戻って7ヶ月

違う次元みたい
もう、あんなふうには、きっと生きれないだろうな


過去ではない
多分、、違う自分

直感に理由はなく
後から、つじつまを合わせて折り合いをつける

現実はそうやって構築する

実家を出て、一人で生きてきた時間を、よくやったと思うか、半端で情けないと思うか

それは、わたし次第

わたしは、どんな自分を選ぶだろうか
選んだ自分が、これからをつくる




いつの間にか話題になっていた、地元の観光スポット「ガラスの砂浜」

きれいなお砂場という感じだけど
海は近いし、対岸の島や空港の景色はなかなかだ

砂地って後からザラザラしたりして大変だけど、ガラスだけあって(危なくないように丸みをつけてある)割と遊びやすい

甥っ子連れて、また行こうかな



誰かの役に立ちたい、役に立てるはず、とずっと思ってきた

でも、今の感触としては、なかなか役に立たないどころか、立つために頑張ろうとするほど空回りして結果迷惑になる


おそらく、承認欲求が濃い

粉のココアをより美味しく飲もうとして入れ過ぎ、苦くなった感じに似ている

何事も適量があるし
そもそも、何が飲みたいのかは人それぞれ違う


それでも、一緒にいたかった、一緒に楽しみを共有したかった、一緒に生きて行けたらどんなに素敵だろうと思った

あなたはわたしにとって、そんな人だった
、、、と感じた人が、何人かいる


なぜこんなにも伝わらないのだろうと、泣いた
胸が苦しすぎて、死ぬかと思ったこともある

今でも胸の真ん中が痛くて、夜、目が覚めることがある

病気かもしれない 笑

けど、実は心臓って左側じゃなく真ん中にあるんだよ、という話を聞いて、そうかもなと思っている



伝わらなかったわたしの思いと、わたしが受け取れなかったあの人の思いは、今、どこにあるんだろう

消えてしまっただろうか



わたしは今、どこか空っぽで心細い
普段の生活や、基本のコミュニケーションは前と変わらずできるけど、大事な何かを失くした気がして

それは、優しさとか思いやりとか、頑張りとか誠実さとか、勇気とか正義感とか、そういったたぐいのもので

どこに置いてきたんだろうな

甘いものと一緒で、一生分を使い果たしたのかもしれない

それは、理想の自分になるにあたって、重要なファクターだったんだな、と
どこか空っぽな自分は、思っている




新しく始めればいいさ
いつだって

耳元で、誰かがそう囁いた




★★★
HPできました(^^)

月がわり写真展と題しまして、毎月、トップの3枚の写真にテーマを添えてお届けしております

5月のテーマは「綻びは、繕わず」

どうぞ、心の空きスペースに

okunoakemi.com