王子さまと出会った夜 | オクノスタイル

オクノスタイル

福岡を中心に、オリジナル曲を歌ったり、語りと即興音楽のライブをやったり
写真を撮ったり、物書きしたり

日々の様々を自分目線で書きつらねてます



いつもの筥崎宮さんにお参りに行ったら、こちらのお花が満開で、いーい匂いを境内に充満させていました

1年ぶりです(^^)

今日、特に光のあたる場所が、ここ↑

時間帯や天気や、どこから見るか、などの条件によって、光があたる場所やあたり方は変わるから

お花を前に、カニ歩きしたり屈伸したり、近づいたり離れたりして

ベストなポイントを探ります

だから、当たり前だけど、同じ写真は2度と撮れないし、どうやって撮ったっけ?と謎なこともしょっちゅう

でも、不思議なもので、その時の感情・感動は覚えている

何年前の写真でも、はっきりと思い出す


心が動くって、こういうことなんだなあと、改めて心が動くこと自体にも感動を覚えます

そして、泣きたくなる



先日、少しだけ足を伸ばして滅多にいかない神社に遊びに行った

くすの木の続く参道をぶらぶら歩き
ずっと、若葉が風に揺れる音を聞いていた

道は、くすの木の根っこが盛り上がって、ものすごくでこぼこしている

見上げると、道の両側の木の枝がアーチになってるから、全体的に、くすの木の体内(?)を歩いている気分になる


しかし、参道を抜け神社に着くと、杉感が強いからおもしろい

御神木は、堂々としたその姿を神さまに向けて立つ綾杉

神社内は、くすの木も生えてるが、杉の印象がより入ってくるのだ


パンパン、と二拍手したら、続けて同じタイミングでパンパンと拝殿の中から聞こえてびっくりして、一礼を忘れそうになった

改修工事中だったので、工事関係の人かなと思ったり

のぞいてみたけど、人の気配も無かったので、神さまから返事がきたんだと思うことにして

ウキウキしながら、帰った

お願いとかなんにもしてないので、何の返事かわからんけど w



もみじの若葉、影も美しいな



ワンコイン朗読ライブが、13日、無事に終了いたしました



1人で1時間もたせられるのか
これは、私にとってはチャレンジだった

これまで朗読ライブは、2人以上のメンバーでしか参加したことがなく
しかも、音楽がしっかり入っていたので、そういう意味では、お客様を飽きさせない

歌のライブは、1時間以上やっていたが、歌は一曲5分くらいだし、ピアノの伴奏もいれるし、合間でしゃべるし
それはそれでもちろん難しいけど、ちょっと違う

今回は、1人語りで1時間ノンストップ一本勝負であり、お客様にとっては、面白くなかったり飽きたりしたら、苦痛の時間でしかない

私に成立させられるのか、自信が無かった


例えば
やってる最中、お客様は聞いてくれてるだろうか、あの人はずっと下向いてるけど寝てるのかな、あの人今ため息つかなかった?、、なあんて考えだすと、集中力はすぐにブチッときれて

言葉がつっかかったり、アクセントが変になったりする
そうすると、物語がつるつるとすべっていく

集中力は、いつも大きな課題だ


こんなこと、みんなやってることで当然の大前提で、それ以上がなければ、続けていくことは出来ないし、続ける意味もない

わたしが放った1時間は、「何か」が生まれただろうか



アンケートを確認すると、割りと喜んでいただけたみたいで、ほっとしている


何より、わたし自身が終始リラックスして、1箇所もつまずくことなく読むことができたことに、驚いている

自分を褒めてあげたい 笑
そして、温かな空気で聞いてくれたお客様に感謝したい


読んでるあいだ、登場人物たちに出会い、別れ、その中で、大事なことを貰った

読み終わるのが、寂しかった

そして、嬉しくもあった


出会うということは、出会う前の自分とは全く違う自分になっているということなのだ

それが、ワクワクして楽しい出会いであろうと、身を切るような取り戻したくても取り戻せない出会いであっても

だからこそ、出会ったあとの自分で見上げる星空は、同じ星空であっても、全く別物の星空になっている


小麦畑は金色に輝き
砂漠には井戸が隠れていると、信じることができる



「星の王子さま」
またどこかで、やりたいなと思っています


その時は是非、会いに来て下さい(^^)



ご来場下さった皆さま、応援の気持ちを下さった皆さま、関係者の皆さま、本当にありがとうございました