青空と防護服 | オクノスタイル

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福岡を中心に、オリジナル曲を歌ったり、語りと即興音楽のライブをやったり
写真を撮ったり、物書きしたり

日々の様々を自分目線で書きつらねてます



夏が終わるなあ、なんて感傷に浸っていたら、コロナんにかかった



ずいぶんなタイミングで


がっくりきたけど、まあ、いつだってベストタイミングということは無いだろうし

前にも後にも1日違えばもっと大変な状況だったことに思い至り、早々に受け入れることにした



ほんとに、久しぶりに出た熱が珍しすぎて(暇なのもあって)、気づけば1時間おきに、体温計を脇にはさんでいた



そんな変わることもないだろうと思っていたけど、意外と微妙に下がったり上がったりするのがおもしろい


やっぱり、夜は上がるし、昼間は下がる


今回は、どんな体の変化があるのか確認しようと思って、解熱剤などの薬をのむのをやめてみた



熱でもうろうとしながら、眠れず、天井をみていたら、小さい頃のことを思い出す


よく熱をだした

わりと幻覚をみるタイプだった


天井から、女神さまがおりてきたり

病院のストレッチャーに乗せられてる、とおびえたり


背中に、1メートルくらいのでっかい剣山が刺さってると叫んだり


あれは、ほんとにリアルだったなあ

今でも感触が残っている






ホテル療養を申し込んで、隔離生活に入った


前から、ちょっと泊まってみたいと思っていたホテルだったので、嬉しかった




しかし、コロナんが陽性だと判明してから何日かは、とてもシュールな世界で


例えば

今まで生きてきて、あんなに防護服の人に接したことがない


まるで、ETが大人に見つかったときのような気分になった w


わたし自身は体調が悪いだけで、なんら変わらないんだけど、周りが全く違う


「オネツハナンドデスカ?」

「イキグルシサハアリマスカ?」


一体何回きかれたか、わからない

なぜか、カタカナに聞こえてしまうという  笑




かといって、けして嫌な気持ちではなかった


むしろ、感謝が溢れて

防護服の内科の先生に、ありがとうございます、と伝えようとして、胸が詰まって言えなかったくらいだ


休憩はとられてるんですか?ときくと、第6波のあとはずっととる暇がないんですよ、なんて言われるので


感極まってしまった


(そのときのわたしは、病院の駐車場で一人用テントに入り、頭からビニールをかぶって、検査用の長い綿棒を鼻に入れられていたから、先生に、綿棒を入れすぎたのかと心配させてしまった)



みんな優しい

みんな親切だった





世界を変えてるのは、「あい」だと思う


あいとは、多分そういうエネルギーなのだ


私たちが発している波を整えるのか、量子の回転を正常に戻すのか、どういう作用かはわからないけど



虚数という概念が生まれたとき、横線1本だった数字のグラフに、上下の線があらわれた


認識が変わった

次元が変わったのかもしれない




虚数は「i」と表記するという


あいは、次元を越えるポイントとなる



だから、何かあれば、あいがある方へ進む

あいが出せる方へ考える、と、みんな言うんだなあ


なんてことを、まったり思った


こんな風に強制的にストップがかかるときは、「あい」に気づいてる?、忘れてないかい?という確認をするチャンスなのかもしれない





頭には、次から次にいろんな言葉が浮かぶ


これは、わたしの言葉なのか、誰の言葉なのか、わからない



頭を空っぽにしたら


本当の自分の言葉が聞こえるだろうか