立ち上る空
見えてなかったものが見える瞬間
先日元同僚に、無職になるんだわーと報告
今私がいるとこと彼女がいるとこはグループ会社でもあり
だからという訳でもないが、いや、だからか
全体的にびっくりしていた
一緒に働いていた当時は、そこまで仲良しという関係ではなかったけど
食い違いとか、反発とかね
なんだかんだあって、おそらく私は本来の彼女を知ることができ
そして彼女も、私を知ろうとしてくれたのだろう、今となっては、大好きな友人だ
彼女は、私ともう一度一緒に働きたい、自分がいるところにきませんか、と言ってくれた
そして、例え奥野さんが犯罪者になったとしても、何か理由があったと思えるし、尊敬の念はかわりません!そのくらい尊敬しています!と言った
メールでのやり取りだったんだけど、思わず笑ってしまった
そして、死ぬほど染みた
まあ、多分犯罪はしないと思うけど笑
犯罪者になっても、私自身を信頼してくれる人がいるということは心強い
気づいたことがある
この人は、人間の奥野さんを全肯定してくれてるだけでなく、魂の奥野さんも全肯定してくれている
彼女は、人に対してそれが出来る人なのだ
存在の全肯定が出来る人
そう考えると、本当に出会えて良かったと思う
20年近くなるけど、会う度にわかることがあって
さわれるほど温かなものが、胸に込み上げる
もうひとつ
私が今友人からこの言葉を貰えたということは、もしかして、私は自分を肯定出来るようになってるんじゃないかと思った
私はずっと、自分を否定していた
色んな計算や思惑めいたこともあったのだろう
生きる術だったとも言えるけど
嫌われることも、好かれることも怖かった
そんな私が、こんな最上級の想いを受け取れている
そのことが嬉しかった
上司が、ファミマの白玉わらび餅を差し入れてくれた
あれ
忘れてたけど、ブログかなんかみて食べたい!と思ってたやつだ
こうやって私たちは、与えられたものの意味に気づかずに、華麗にスルーしてしまってることも多いかもしれない
でもさ
気づこうが気づくまいがどっちでもいいよね
上司と一緒に食べた白玉わらび餅は、めちゃくちゃ美味しくて
それは
今思い出しても、泣くほど楽しい時間だったから
ちゃんと、感じていられた
そんな自分であることに、意味などいらない