名古屋で高田監督は「ギラギラしたものを出せ!」とゲキを飛ばしたそうだ。それできのうの試合は2-1とサヨナラ負けしたものの、先発の川島亮の粘投といい、宮本の同点タイムリーといい、福地、青木らの好守といい、「光が見えてきた」(高田さん)のだろうか。
ぼくはきのうの試合は見ていないから何とも言えない。
ことばの問題としてだけ言えば「いちばんギラギラしたものを出していないのは、監督、あんたじゃないか」と反発したくなる。
でも、スワローズナインは、いやふつうのプロ野球選手はそんなふうに監督批判をなかなか口に出せるものではない。とたんに「選手生命」そのものがヤバクなるからだ。
悪循環におちいっているチーム。なんとかしたいと頑張っても結果を出せない選手の気持に沿ってみなくてはと思う。
たとえばきのう谷繁に2死満塁からサヨナラ打を打たれたオッシーの気持になってみたら、タイトルの「歌」が1秒でできた。
われながら「うまいっ!」と思うのは(自画自賛してどうすんだよ?)、いま日本中の小さな職場でおなじような状態で、おなじような上司と部下のカンケイがあるんだろうな、とゆうことが見えてくるからである。
「おまえ、仕事に気合が入ってないぞ」と町工場で団塊オヤジが眉つりあげて怒鳴る。うつむいて「スイマセン」とあやまる若者。「てめえ、時給1000円の約束はたしてから言ってくれよ」とゆうことばを飲み込んでいる。たとえばこんな情景が浮かんでくる。
宮本と青木と石川が「いまの監督のもとでは野球に勝てません」と宣言したらどうなるのだろうか。ぼくは、そしてスワファンの多くは喝采を送るだろう。だが、シーズン前半にそんな騒動を起こした場合に、責任の一切が高田指導部から選手会に移る。高田さんは辞めるだろう。来年、読売とかに再就職するのだろう。
そうゆう展開になってはいけない、宮本たちはいま、必死に監督批判を抑えている。シーズンオフを待つしかない、と考えている。ファンからすれば「つまらないシーズン」になってしまった。
でも、プロ野球も相手のある世界だ。「最下位独走」のまま終わらないかもしれない。昨シーズンのようにプレーオフ進出まで粘れるかもしれない。勝負は水物だからだ。
Uさん、交流戦で流れが変わりますよ、Gファンのマスターは余裕たっぷりに慰めてくれた。
きのう雑誌の仕事が終わったのは23:00だった。池袋野球Barに立ち寄ったのは23:30で、もう他の客にはラストオーダーとなっている。
マスターは「Uさんは特別タイムですからゆっくり飲んでください」と言ってくれた。それで上のような会話をしたのだった。
山崎、ラフロイグと4杯飲んだところで24:00なったので会計をすませ帰ろうとすると「もう一杯だけサービスします」と引き止められる。
そしてスワローズの傘色
の「すわろーずマティーニ」が出てきた。「ありがとう」と感謝して飲み干し、「明日は中澤で勝つぞ!」とひとりシュプレヒコールして、0:20発の志木行き最終各駅停車に乗って帰った。
さあ、きょうはテレビ観戦だ。中澤、たのんだぞ!