「第四惑星の悪夢」
ストーリー
地球防衛軍は
長距離宇宙ロケット
スコーピオン号を完成させた。
実験が成功すれば太陽系はおろか
銀河系のどの星にも行けるようになるだろう。
スコーピオン号のテストパイロットはソガとダン。
だが、ソガは占星術で不吉な予測をしていた。
スコーピオン号は
すべて地上からの計器の誘導で航行する。
他の隊員達は一笑に付した。
打ち上げは無事成功。
ロケットは計器航行に移りダン達は
睡眠テストで眠りについた。
しかしスコーピオン号は
次第に航行コースを外れていく。
機器類には異常はない。
ダン達に連絡を取ろうにも
睡眠テスト中で目を覚まさない。
キリヤマ達はただ見守るしかなかった。
ダンとソガは目を覚ました。
ロケットは地上に停止している。
外には酸素も十分ある。
ここは地球なのだろうか?
寝ている間に不具合があって
防衛軍に回収されたのだろう。
二人は外に出てみた。
外の風景は日本そのものだった。
言葉も通じる。
しかし住人に声をかけると
みなそそくさと逃げてしまう。
ダンは基地に電話をかけるが
番号は廃番になっていた。何かがおかしい・・・。
ダン達は無謀運転のトラックに轢かれそうになった
少年を助けた。その少年に
ここはどこなのか聞いてみた。
だが少年は防衛軍の事を知らないらしい。
しかも日本という単語さえわからない様子だ。
そこに警察が到着する。
無謀なトラックを逮捕するように
進言するダン達だが、
「事故を起こすのは人間が悪い」と
少年を殴る軍人。驚くダンとソガ。
そして二人は逮捕、連行されてしまった。
二人は一切の機関が総括されている
総合センターに連れてこられた。
中ではテレビドラマの撮影などが行われている。
そして長官と呼ばれる人物に引き会わされる。
長官によると
ここは地球から約120億万キロ離れている
第四惑星で、その優れた科学力で
スコーピオン号を誘導したのだという。
第四惑星は2000年前に人間が
ロボットを発明してから人間は怠け者になり、
ロボットに取って代わられたと話す。
そしてダン達の目の前で
顔や頭の一部分を取り外し
機械仕掛けの部分に油を挿すのだった。
目の前で見た光景が信じられないソガとダン。
その時人間秘書アリーがダンにメモを渡した。
「あなたたちも殺される。地球が危ない」
そう書かれていた。
地球が危ないとはどういう意味だろうか?
ダン達は人間の処刑場に案内された。
処刑されるのは
「人間もロボットらしく生きるべきだ」と
主張するA級の政治犯だという。
第四惑星の人間は
向こう500年間で滅亡する運命にある。
だが人間はなくてはならないエネルギー源だ。
そこで地球を植民地にして30億の人間を
確保する計画を立てていたのだ。
ダン達は隙を見て逃げ出した。
さっき助けた少年の姉だった秘書のアリーの
手引きもありなんとか総合センターから脱出する。
スコーピオン号に近づくが、
ロケットは厳重な監視下に置かれていて
容易に近づけない。
アリーの提案で人間の町へ向かった。
だが人間の町にロボット長官が現れた。
ダンとソガはなんとか逃げられたが、
二人をかくまったとしてアリー達人間が
捕まり死刑を宣告される。
総合センターで処刑される寸前のアリー。
間一髪ソガとダンが助けに入った。
だが反撃を受け負傷するソガ。
総合センターの建物を破壊した。
そして地球に向けて発進した
侵略部隊のロケットも破壊した。
スコーピオン号を取り戻し
地球に帰還した二人。
無事を喜ぶキリヤマ達だが
誰も第四惑星の話を信じてくれない。
スコーピオン号のテストの成功を機に、
防衛軍は
電子計算機(スーパーコンピューターシステム)を
導入する事になる、と聞かさたソガは呟く。
「そんな事をしたら第四惑星のように・・・。
俺は見たんだ。
ロボットの長官、処刑される人間・・・」。
そしてダンもうなづく。
散歩に出ていた。
そして改めて
地球の自然の素晴らしさを確認する。
だがそんな地球の自然も
段々と削られているようだ。
ダンはふと「明日の天気は?」と
ソガに問い掛ける。
笑顔を取り戻したソガは
履いている下駄を空高く放り上げた。
終
感想:
この「第四惑星の悪夢」は
子供向け特撮テレビ番組
「ウルトラセブン」の第48話なのですが
この話は、
怪獣も凶悪な侵略者(宇宙人)などは
出てこない話で
この話が放映された1968年は
丁度、ベトナム反戦運動が
活発になっていた時らしく
徴兵を逃れようとアメリカ兵が
日本に逃げ込んだ時代らしいです
なので、その当時の世相を
映しだすシーンもあったり
コンピューターの進化、便利化によって
人間がどんどん追い遣られる社会など
子供向けらしからぬ番組でした
リアルタイムで観ていませんが
子供ながらに
「独裁者によって自由や意見を奪われ
処刑されるシーン」など
とても衝撃でした
最近、改めて観たのですが
国民より国政を尊重するシーンなどは
近い将来への警告的なメッセージの様に
感じました。考え過ぎですかねw



























































