大学での勉強を経て、振り返って思うのは、高校の勉強をもっとちゃんとしておくべきだった、ということである。

 

私は、そんなに能力のない自分が東大にギリギリでもいいから合格するため、東大入試に必要のない(と私が判断した)科目を、徹底的に切った。数学の微分積分、確率統計(今では数ⅢCか)、化学、生物、物理、世界史...。

 

今では少々後悔している。当時私は、高校の勉強は受験を乗り切ったら終わり、と思っていたし、現在もそう思っている方は多いかもしれない。実際、どれだけ受験勉強に力を注いでいても、受験が終わったら忘れてしまうことも多いし。

 

だが、高校の勉強は大学での勉強の基礎である。

 

大学の勉強で最も重要なことは、本を読むということである。そこで受験テクニックではない現代文読解の力、英文読解の力が必要となる。

 

文系に進んだら数学や理科はいらないのか?経済学は当然数学が必要だし、理科でも、例えば力学の考え方が社会の見方に影響を与えていたりして、高校時代に物理というものをまったく勉強していなかった私は、少しはやっておけばよかったと大学生のときに思った。

 

社会科学系でもっとも重要なのは世界史であろう。政治学や経済学を学んで、世界史の必要性を痛感した。民主主義や資本主義はどのように発展してきたか、等現代の社会を理解するうえで非常に重要である。結局山川の教科書から読み直すこととなった。とくに近現代史。

 

だから、受験が終わっても教科書は捨てない方がよいだろう。

 

というわけで、高校時代の勉強をもっとちゃんとやっておけばよかったと思うが、大学に合格するためには受験科目に絞らざるを得ず、これはジレンマだなあと思う。