追悼特集・八代亜紀さん | 月刊歌の手帖 編集部ブログ

歌の手帖7月号の巻末楽譜は、

昨年12月30日に永眠された

八代亜紀さんの追悼特集。

 

誌面は3月26日に行われた

「八代亜紀 お別れの会

~ありがとう これからも~」

のリポートと、

そのお別れ会での歌から、

選りすぐった代表作7曲の

楽譜を掲載しております。

お別れ会のステージ。

 

詳しくは7月号をご覧いただきたいですが、

このお別れ会は

ステージ復帰を望んでいた

八代さんの想いを叶えるべく、

コンサート形式で行われました。

 

生前の八代さんの

ボーカルトラックだけを取り出して、

その歌声に合わせて、

生バンドが演奏したんですね。

つまり

オリジナル音源やライブ音源を

そのまま流したワケではありません。

だから、すごくライブ感がありました。

 

そして、このお別れ会で、

改めて八代亜紀さんという歌手の

唯一無二な魅力を

いっぱい感じられました。

 

例えば『舟唄』って、

詞も曲も編曲も素晴らしいですけど、

だけど、やっぱり、

八代さんが唄ったからこそ名曲になったと、

しみじみ思いました。

献花する皆さま。

 

この会場に取材で行きましたが、

あっちにこっちに、

ベテランから若手まで、

たくさんの歌手仲間の方がいらしていて、

みんなこのステージを見て、涙して…、

改めて、八代亜紀さんが

みんなに愛されていたことを感じました。

 

八代さんって大歌手なのに、

誰に対しても

明るく優しく、

フレンドリーに

分け隔てなく接してくれましたから。

 

そして、時に、

少女のように無邪気に微笑んでいる姿が、

とても可愛くて、

みんなそんな八代亜紀さんが

大好きだったんです。

会場に飾ってあった写真より。

超美人さんですよねぇ。

 

なお7月号の巻末楽譜には

『舟唄』

『愛の終着駅』

『おんな港町』

『もう一度逢いたい』

『想い出通り』

『なみだ恋』

『雨の慕情』

という7曲の楽譜を掲載しています。

掲載順です。

 

個人的には『おんな港町』の

あの個性的なリズムパターン、

あの特徴的なイントロから、

流れるように滑り込んでくる、

微笑むような八代さんのハスキーボイスは、

聴くたびに胸が躍ります。

これぞジャパニーズソウル!

 

八代亜紀さんという偉大な歌手を

失ってしまったことは

とても悲しいですが、

八代さんの遺してくれた名曲・名唱の数々は、

永遠に、たくさんの人の心の中で、

響き続けるはずです。

改めて、
心よりご冥福をお祈りいたします。
素敵な歌を、ありがとうございました。
 
村田