資質と能力 | 教師目線

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高等学校の新学習指導要領では
 21世紀を生き抜くための
 資質・能力の育成が謳われています。


ここで
 資質と能力という語句に
 注目します。


辞書で確認すると
 資質は先天的なもので
 能力は後天的なものという
 ニュアンスだとわかります。


両方の語句に
 「育成」という語が使われていますが
 先天的なものも育成できるのでしょうか?


先天的なものは
 もともとあるのですから
 育成というより洗練といった方が
 より適切ではないでしょうか。


私の息子を見ても
 自分の椅子によじ登ろうと
 何度も挑戦する姿勢が見られます。


安全に座らせようと
 抱き上げると怒ることも
 しばしばです。


挑戦することを
 息子に教えているわけではないので
 もともと挑戦しようとする資質が
 備わっていると言えます。


でも
 様々な経験をする中で
 もしそれが弱くなるのであれば
 磨き直す必要があります。


そういう意味で
 やはり「洗練」だと思うのです。


そういう視点で 
 目の前の生徒の指導をする時
 これまでとは違う何かを
 感じられるかもしれませんね。