先だってのブログで保護者対応の内容を書きましたが、奈良県天理市で、「保護者対応の専用窓口」が開設されたという記事を読みました。その記事によると、この窓口は、学校教員への過度な負担を軽減するために設けられ、保護者からの理不尽なクレームや要求が先生の精神的な負担となっている現状を解決する目的で始められました。保護者からは、例えば子ども同士の約束を忘れたことが原因で学校に不満をぶつけるなど、さまざまな苦情が寄せられているそうです。窓口は市役所内にあり、臨床心理士や元校長が対応に当たっています。これにより、教員は保護者からの直接の苦情を受けることなく、教育活動に専念できるようになることが期待されます。ただし、教員からは「保護者との関係が希薄になるのではないか」という懸念の声も上がっています。このため、窓口と学校との適切な連携が求められています。JR東日本も、カスタマーハラスメントが発生した際には、客との対応を避け、悪質と判断された場合には警察や弁護士に相談すると発表しました。奈良県天理市の取り組みが、全国的に広まり、理不尽な保護者の行動を減少させるきっかけとなることを期待します。ただ、この問題の中で子供が巻き込まれることになれば、非常に残念で心配ですね。