教員志願者の減少に直面している中、各自治体もさまざまな努力をしていますが、試験要綱のわかりにくさは依然として問題です。多くの自治体の要綱を見てきましたが、「本当に受験生を集めたいのか?」と疑問に感じることがあります。試験要綱は受験者が試験に適切に備えるためのガイドラインとして機能し、試験の透明性と公平性を保つべきものではありますが、誤りがないことだけが目的になっているように感じます。実際、多くの受験生は熱心に読んでいません。特に1ページ目(表紙)は重要で、受験生が最も知りたい情報を含めるべきです。具体的には、試験日程、申込締切、試験の変更点、受験資格(年齢制限の有無)、募集人数(昨年比較で)を明記して欲しい。残念ながら、多くの受験生は自治体の求める教師像や理念を1ページ目に持ってきてもほとんど読んでいません。先生や学校の画像もいらないでしょう。まずは受験者が試験に必要な準備をするための情報を提供することが最優先です。他の地域からの受験者を惹きつけるためにも、情報は明確かつアクセスしやすい形で提供されるべきです。「併願しようと思っていたけど締め切りがいつの間にか終わっていた」、「よくわからないし併願止めようかな」。このような会話、よく聞くんですよ。