前回に続き、能登半島地震災害復興ボランティアに行ってきました。今回は復興が合遅れている輪島市、珠洲市、能登町に入りました。輪島では輪島高校避難所、能登町では「能登町自立センターみずほ」でたこ焼きの炊き出しを行いました。珠洲市では珠洲市災害ボランティアセンターでの活動で、個人宅の片付けとゴミ出しを行いました。

今回は関西学院同窓会西宮支部として、関西学院ボランティアセンターからの要請で学生達と輪島朝市の支援を行った神戸の岡本商店街のご縁で帝京平成大学の教授と学生も一緒に同行してもらえました。

今回も友人の紹介で輪島高校避難所は一般社団法人ピースボート災害支援センター、「能登町自立センターみずほ」は、NPO法人さくらネットの紹介でたこ焼きの炊き出しをスムーズに行うことが出来ました。珠洲市でのボランティアは、兵庫県の連携支援の一環として参加しました。

活動初日の輪島高校避難所での炊き出しでは、周辺の方々もたくさん来られ、予定の時間を大幅にオーバーする活動ができました。終了後に隣接する道の駅輪島ふらっと訪夢を拠点に住人サポートを行っておられる「輪島ケアマネージャー・誰も取り残さないサポートプロジェクト」の皆さんにもたこ焼きをお届けしました。

活動2日目の珠洲市ボランティアセンターからの個人宅での片付けは、倒壊していない家屋であっても多大な被害を受けている様子を知ることが出来ました。一人ではどうしようもない状況でも、我々がみんなでお手伝いして一気に片づけることで、これから進む勇気がもらえたと言ってもらえました。学生達も被災宅の方から「ありがとう!」という言葉をいただいて、逆に「ありがとうございます!」と返していました。

 

3日目のA班は能登町自立センターみずほで、高齢者の方々へのたこ焼きの炊き出しでした。目の前でたこ焼きを焼いているのを見るのは初めてというお年寄りが、入れ替わり焼いているところを見学に来られました。終わった時に皆さんからお礼に「ふるさと」の歌のプレゼントを頂きました。

3日目のB班は、白山比咩神社にて輪島朝市支援・視察です。宿舎からは片道3時間の距離です。輪島朝市の皆さんはテレビでも放送されたように地域全体が火事で壊滅状態になってます。輪島朝市は1400年の歴史があって、漁師、農家と一緒に地域一体となって繋いできたものです。その灯を消さないために臨時出張朝市を各地で開催しています。

被災地視察では、輪島の朝市通りの悲惨で手つかずの状況を見て、みんな声が出ませんでした。和倉温泉の旅館街は一見建物はそのまま無事立っているように見えますが、たくさんのヒビが入って建て替えを余儀なくされている事等、被害の甚大さを知りました。

 

2回目の能登支援という事で、前回訪問時と比べると、ズタズタだった道路も継ぎはぎではあった通れるようになっていたり、倒壊家屋が解体され始めていたり、方々で仮設住宅ができていたりしました。しかしながら全体としてはまだまだで、全く手つかずの地域があったり、有料道路でもデコボコであったり、片側通行であったりしています。

 

今回の災害支援ボランティア活動で、まだまだ復興には時間が掛かるであろうという事と様々な形で全国各地から支援に来て多くの人が活動している事を知りました。
我々の活動は微力ですが、少しでも動く事が大事だと思います。1人の1万歩より1万人の1歩という言葉があります。動いて発信して、それを見た人が小さな1歩を踏み出してくれればいいと思います。これからも能登半島の応援をしていきたいと思います。