能登半島地震災害復興ボアランティアに行ってきました!2024.2.22-25

能登にボランティアに行ってきました。避難所でたこ焼きとぜんざいの炊き出しをして、暖かいものを食べてもらって、暖かい気持ちになって少しでも元気を出してもらう事が目的です。今回は関西学院同窓会西宮支部として、同窓の支部会員に皆さんから多くの寄付をして頂き、マイクロバスで同志を募って行く事ができ、物資も届ける事にしました。

   

今回は東日本大震災からのボランティア仲間の“えいた”くんの所属している特定非営利活動法人ユナイテッド・アースから能登「災害復興YORISOI支援チーム」に参加してかつさせて頂きました。避難所に行ってすぐに炊き出しができるわけではありません。個々の避難所にはそれぞれの状況があり、人数の多い避難所では量が足りないと問題になります。地域によって避難所に物資がしっかり届いている所や避難所に居なくて壊れた家屋の庭でテントを張って生活している方が多くいる地域もあります。それを踏まえた上で炊き出し場所を選んで頂き、物資も届けられている多くの救援物資ではなくて、今、困っているから必要な物の要望を聞くことが出来ました。

 

沢山の方の導きで、たこ焼き・ぜんざい、甘酒をたくさんの方に食べて頂けた事に感謝です。届けた物資も大変喜んでいただけて良かったです。

  

避難所によっても自治の仕方が違います。最初の田鶴浜体育館の避難所は80人分ぐらいのたこ焼きとぜんざいの炊き出しでしたが、午後の七尾サンライフプラザは大きな避難所で、200人ぐらいの炊き出しとなりました。田鶴浜は一緒に写真を撮ったり、こちらの阪神淡路大震災の話を交えながら応援の気持ちを直接伝えることが出来ました。七尾サンプラザの方は、ルールとして一切避難している方との接触は出来ませんでした。スタッフの方から避難所運営の難しさもお聞きして、被災者なのに皆さんのお世話をされている方々に頭が下がる思いでした。

 

甘くて暖かい、ぜんざいや甘酒を飲まれて、思わず笑顔になる皆さんや、たこ焼きが“ぐちゃぐちゃ”からキレイに丸くなっていくのを感心しながらじっと見ておられた姿、ひとくち食べて「あっちっち!」「めっちゃ美味しい!」という声を聞いてすべての疲れが吹っ飛びました。

1日目は、たこ焼き263人分、ぜんざい283人分でした。へろへろになって、宿泊場所に帰って寝たのは24時を超えていました。でも、2日目も皆さんの「美味しい!、ありがとう!」の声で元気百倍です。2日目はたこ焼き140人分、甘酒250人分でした。3日目はあいにくの雨でしたが、午前中だけにも拘らず、たこ焼き100人分、ぜんざい180人分の提供ができました。

 

私の家はたこ焼き屋さんでした。
今は母も引退していますが、中学・高校・大学・社会人・社長になってからも忙しいときには手伝っていました。阪神大震災の時、店が営業できない状態だったのに周りの避難所にたこ焼きの炊き出しに行った両親に当時は驚きました。東日本大震災の時に石巻市でたこ焼きを焼きに行ったのは、業務用のたこ焼き機材があったのとそんな両親の影響を受けていたからだと思います。熊本にも明石の天然タコを仕入れて行きました。たこ焼きの味はたこの味が決め手です。
関西のプロの味は、皆さんに喜んでいただけると確信してお届けしました。前日まで資材の仕入れと蛸を事前に一つ一つ切って準備するのに夜中になりました。

沢山の方の導きで、たこ焼き・ぜんざい、甘酒をたくさんの方に食べて頂けた事に感謝です。
      

珠洲・輪島に物資を届けに行くと、そこはひどい状態でした。

 

 

全ての道がズタズタです。すでにかなり補修されていますが、気を付けないと車がジャンプしてしまいます。

私がたこ焼きを焼きに被災地に行くという思いを情報発信して、関西学院同窓会西宮支部の仲間がみんなで行きましょうと言って頂き、今回の企画が実現しました。行けない支部会員の皆さんからも多大な寄付を頂ききました。まず動くことで、周りで一緒に動いてくれる仲間やそれを応援してくれる人が出てきます。また今回、動くことの大切さを教えられました。“一人の一万歩よりも一万人の一歩”という言葉があります。被災地の方々は頑張っておられました。我々は応援しかできません。でも寄り添う気持ちを届ける事で勇気が出ると言っていただけます。できる事はどんなに小さくても、やる事が大切です。 参加してください。日本中が何かできる事を少しずつするだけで大きな力になります。被災地を忘れないでください。