令和5年12月号 たいまつ
たいまつ
▼今年もロシアのウクライナ侵攻は収束する見通しがない中、10月にはパレスチナの武装組織ハマスがイスラエルを攻撃したことから激しい戦いが始まった。2つの戦争は、破壊と多くの命を奪う悲惨な歴史を残すだけだ。
▼5月岸田総理の決断で被爆地初のG7広島サミット(先進7ヵ国首脳会議)が開催された。各国首脳は被爆者代表から直接被爆の実相を聞き、原爆資料館を視察し、首脳宣言とは別に軍縮に焦点を絞った「広島ビジョン」を発表した。広島は世界に一層知名度を上げ、外国から訪れる人も大幅に増加したことは喜ばしい限りだ。
▼牛田フェスタは11月18日、19日の2日間開催されステージや屋外の飲食ブースなどは家族連れなどで賑わった。早稲田公民館ふれあいまつりは11月19日に開かれ、大勢の人で賑わい、広響の弦楽四重奏演奏は大人気を博した。牛田での2つのイベントに合わせて6千人が訪れ、町が活気にあふれて良かった。
▼7月牛田のにぎわいづくりに「ほおずき祭り」復活へ期待の声が寄せられ、地元の企業や大学関係者が集まり、「意見交換会」が開かれた。課題もあるが牛田のまちの活性化へ前向きな意見が出されたことは一歩前進だ。