たいまつ | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

たいまつ

▼年が明け令和をスタートして初めての正月を迎えた。今年はねずみ年「庚子(かのえ・ね)」で意味するものは新たな芽吹きと繁栄の始まり。新スタートに大チャンスの年になりそうだ。

▼東京オリンピック・パラリンピックも盛り上がることを期待したいが商業ベースになっていることは少し主旨とは変わってきているように思う。今一度、ちゃんとした理念に基づき原点に立ち返る必要がありそうだ。

▼通常国会が開幕したが政治の世界も問題がありそうだ。長期政権のおごりや緩みが出ている。「桜を見る会」は各界の功労・功績があった方を慰労する会であったはずなのに公的行事を私物化している。IR問題に至っては現職の国会議員が逮捕された。金権政治の最たるもので癒着体質が浮き彫りになった事件だ。
▼中国武漢市から新型コロナウイルス感染症が拡大している。中国国内に限らず日本国内でも日本人の感染が確認されているが、終息はいつになることか。

▼気候変動で地球温暖化が進むが、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんは17才。若い世代の代表として真剣に温室効果ガス削減に取り組むよう全世界に向けて訴えている。対してアメリカのトランプ大統領というと「アメリカン・ファースト」を打ち出し自国の利益を優先に地球温暖化に距離を置いている。

▼ロシア、アメリカ、イギリスなど世界の指導者たちは自国主義に軸足をとり世界全体に目を向けていない。幻の繁栄を目指して世界の破滅へ向かっている気がする。

▼世界の滅亡(終末)を午前0時に例えた「世界終末時計」。(光明学園前にもある)止まっていた針も、進んで残りあとわずかになり地球の終わりが近づいている。理由として核戦争、気候変動、サイバー空間など世界の脅威が脅かされているからに他ならない

▼牛田の問題として災害から命を守るため、生活弱者などへの避難誘導など地域の横の繋がりが不可欠だ。その障害になるのが個人情報保護法の壁だ。外出が困難な高齢者や障がい者の情報が出回ることが少ない現代では近隣にだれが住んでいるか知らないケースが多い。町内でいざ災害が発生した際に役立つ避難経路の確認や、問題箇所の把握や改良に努めているところもある。公助には限界がある。互助や共助で命を救わなくてはならない。

▼昨年の参院選で当選した河井案里議員を巡って、いわゆるウグイス嬢に法定の2倍の報酬が支払われていたとして公職選挙法違反の疑いが持たれている。選挙資金も党から1億5千万円が提供され、落選した自民党公認候補の10倍と報じられ党内からも疑問の声があがっている。何より有権者に対して説明責任を果たしていないのは政治不信をつのらせるばかりだ。

▼NPT(非拡散防止条約)の再検討会議が今4月ニューヨーク国連本部で開かれる。条約発効から50年の節目を迎えることになる。
核廃絶を世界の都市と連携して訴える平和首長会議の総会が8月広島で開催される。4年に一度の総会は広島と長崎で交互に開かれているが前回は3年前に長崎で開催され2020年を核廃絶実現の目標と定めていたが残念ながら不可能となった。今年は被爆75年の節目にあたり来年を待たず広島での開催となった。一刻も早い核廃絶に向けて実りある会議を期待したい。

▼広島市・広島県・広島商工会議所が計画するサッカースタジアム建設は中央公園自由・芝生広場の西側に観客席は3万人規模で隣の広島城や旧市民球場跡地平和記念公園などへの回遊性を考え4年後の開業を目指す。複合施設などを合わせ費用も230億円から270億円と見込まれる。

▼広島駅南口も大きく変わる。20階建ての広島駅ビル高架で市電が乗り入れ2025年春開業予定。

▼故ホーキング博士(車イスの天才物理学者)はこう話していた。気候変動や伝染病、人口増加のすべてが地球上でのわれわれの生存に大きな脅威をもたらすと予測していた。そして「不完全さが無ければあなたも私も存在しない」という。今後不完全な地球を賢い選択で良い方向に変えていく必要がある。