しつけ(我慢)のバランス1 | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

しつけ(我慢)のバランス1

戦時中に生まれた私は、日本が豊かになった幸せを感じる中、懸念している事がある。

 

我慢ができない子、正しい事や悪い事の区別がついていない子、けじめが付いていない子、命を大切にしない子が大人になっているように感じている。

 

隠れた日本の社会問題

 

10代の家庭&学校内暴力・引きこもり・登校拒否・非行・傷害・殺人、20代〜40代のパラサイトシングル(働かず結婚せず親元で暮らす人のこと)、社会に出ても仕事をすぐ辞める、無断欠勤、困難を人のせいにして乗り越えない大人、引きこもりの数と働いてもすぐ辞める社会人(全体の3割)、家族も隠すニート数は今、400万人と言われていている。

 

世界が驚く先進国日本の引きこもりの数、何故、こんな日本になったのか。何故、グレーゾン(発達障害の特性があっても診断基準に満たない症状を示す通称)と呼ばれる子供が増えたのか。学校適応性や社会適応性に重大な問題を抱えてしまった人達に私たちは何ができるのか。

 

子供の育児・教育の方法は、その子を育てる親の住む環境(家庭・地域・国の社会情勢)やその時代の流行などに左右される。戦後の日本の育児法とは、どんな教育で、その問題は何なのか。教育や医療、技術など、アメリカ追従の日本であるが、戦後、日本の教育者が子供中心の育児法を取り入れ、いまだに行っているのは何故なのか?

 

日本の歴史背景を踏まえ、単純な思い込みや僅かな経験談、偏った主観や特殊な専門性にとらわれず、科学的に重要な子育ての基本原則となる事実に着目し、脳科学に裏付けされた子ども達の「自己抑制力」の視点から家庭や教育現場での育児・教育を見直し、日本の国力をあげる必要性と、今、私達ができる事を考えて行きたい。

 

牛田ニュース2018年12月453号

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