牛田ニュース 平成31年1月号 「たいまつ(新春放談 | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

牛田ニュース 平成31年1月号 「たいまつ(新春放談

□新春放談□ 牛田発! 災害に強いまちづくり
 新年おめでとうございます。今年は亥年。亥年の格言は「亥固まる」。新しいステージに進むための準備期間で21世紀に繋げるエネルギーやパワーを蓄える年にしたい。

 近年は大規模な自然災害が相次いで日本列島を襲い、数十年に一度といわれる大災害が毎年のように発生する時代となった。西日本を中心に、「数十年に一度」の大雨が広範囲で降り続き、土砂災害や河川の氾濫をもたらし 
た。全国から災害ボランティアで広島に駆けつけるものの復興作業が思うように進んでいない。広島は4万9500カ所の土砂災害警戒区域があり、これに対処しなければならない。平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害に続き、平成30年7月豪雨と近年2度の豪雨被害にあった広島だからこそ今後の地域防災モデルを国に示していくことが重要だ。

今こそ「嘘を言わない政治」が大切だ

 かねてからイギリスの『車いすの天才物理学者』として知られるホーキング博士は「核戦争、地球温暖化、」などにより人類は100年以内に人類は滅ぶと警鐘をならしており、世界各紙で「2040年、地球滅亡へのカウントダウンが始まった」と大きく報じている。地球温暖化防止の国際的な合意「パリ協定」から、米国トランプ政権が離脱を表明や安倍政権についても、モリカケ問題や憲法改正など国民や市民にとってマイナスになるような事態をどうしても見逃せない。今こそ西郷隆盛のような「嘘を言わない政治」すなわち「本物の政治」が求められている。広島市議会においても、1日でも早く市議会の正常化を図り、不正のない「正義」が通る世界の市議会でなければならない。21世紀を生きる将来世代のためにも、正義は守られなければならない。西郷隆盛の「敬天愛人」という言葉があるように、天を敬い、真に人を愛する誠の政治が大切だ。

世界の広島に一丸!

 広島の課題はまだまだ山積みだ。積極的に核兵器廃絶と世界恒久平和を世界にアピールしていくためにも、平和首都広島や国連アジア本部の誘致は不可欠だ。来年は東京オリンピック・パラリンピックも開催される。今こそ市民と議会、行政が一体となって、説得力のある誘致活動を本気で展開するべきだ。また、春夏秋冬と年中楽しむことができる広島は国主導でない独自のやり方で世界から注目される国際観光都市へと発展していくことが肝心だ。広島市は中四国地方や長崎など広域的な連携を図り、リーダーシップを発揮し引っ張っていかなければならない。また、「陸・海・空」の交通網整備は急務であり、広島から山陰・四国をつなぐミニ新幹線の整備や広島空港へのJR在来線の延伸(白市駅~広島空港)が期待される。

 

 広島の「生活+経済+文化」等の活力を生み出していくためにも、都市計画道路(中筋温品線)の早期完成は急務だ。全長約8kmのうち、中筋地区の1工区(1.3km)と温品地区の6工区(0.6㎞)の合計1.9㎞が着手されているが、2~5工区(5.9㎞)の区間は未着手となっている。口田地区を除く3~5工区は山地部で家屋や畑等も少ないため、一気に工事が進められるはずだ。交通渋滞解消のためにも都市計画道路(中筋温品線)の完成を目指して早期に着手しなければならない。

命を守る!安心・安全な牛田に

 牛田三学区では、京都のまちづくりを参考にし「碁盤の目」のような区画整理を行い、「災害に強いまちづくり」を進めるべきだ。また、災害救助のヘリポートの設置や民間の避難場所の確保なども積極的に行い、牛田・早稲田・新町を循環する道路は必要だ。本町6丁目のコンパクトシティ化も着実に進んでおり、昨年民間事業者が協調し、建物や壁等をセットバックした「ゆとりの歩行者空間」がひろしま街づくりデザイン賞を受賞するなど明るく住みよい魅力あるまちへと日々進化をしている。また、大人も子どもも楽しめる牛田子ども図書館の建設も望まれる。早稲田学区では、住宅業者による公務員宿舎跡地の開発が進み、今後、ますます活性化していくことが予想され、より安全で暮らしやすいまちにしていくためにも道路整備や拡幅は必須だろう。もちろん、新町学区についてもユースホステルの跡地利用や牛田新町二丁目の住宅展示場アスタの見直しもしていかなければならない。21世紀を生きる将来世代のためにも、つながりを大切にし、福祉・教育・文化・スポーツの充実したまちづくりが必要だ。将来世代には夢を、広島の活力で日本の元気を支えよう。

 

 

牛田ニュース主幹 碓井 法明
         編集部一同