牛田ニュース 平成30年 10月号 「たいまつ」 | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

牛田ニュース 平成30年 10月号 「たいまつ」

 今年の春、安佐市民病院で脊柱管狭窄症の手術を受けた。入院中、病院食で納豆を出さないことに驚いた。納豆は栄養が豊富で、多くの市民が毎日食べている健康食品だ。また、テレビ討論会でも20人中18人の医師たちが納豆は健康に良いと言っている。なぜ安佐市民病院などで納豆を出せないのか。

 

 納豆について薬との相互作用を調べてみたところ、ワーファリンという薬が問題で、この薬は、血液をサラサラにして心臓や血管内に血栓をつくりにくくする効果があり、心筋梗塞などの治療や予防に使われている。この薬を服用している患者が納豆を食べると、薬の効果を弱め、血液凝固が起こりやすくなるので、出していないという。

 

 ただワーファリンの服用をしていない患者に納豆を提供することに問題がないはずだ。安佐市民病院のH29年度のワーファリンを服用している入院患者の割合は2.7%と少ない。病院で患者ごとに食事管理を行えば、容易に納豆を出すことは出来る。他の政令市のさいたま市など9市は患者の服用状況等により納豆を提供している。広島市議会の厚生委員会でも議論され、納豆を提供出来るように動いている。患者の視点にたった「患者ファースト」のサービスがいるのでは・・。