牛田ニュース 平成30年 8月号 「たいまつ」
世界中で災害に匹敵するレベルの猛暑が続いている。この記録的猛暑の原因は、地球温暖化による影響だ。この度の西日本豪雨や猛暑は、「これまでの常識が通用しない」という言葉を何度か聞いた。重要なポイントは、地球温暖化が続く限り、これからも「これまでの常識が通用しなくなる」ということである。豪雨も猛暑も、地球温暖化が続く限り、これからも間違いなく増え続けるだろう。日本はこの事実にしっかりと目を向けなければ、ホーキング博士が言うように地球は本当に滅亡してしまうだろう。
広島では平成26年に大規模な土砂災害を受け、僅か4年後にあの時を上回る西日本豪雨災害が発生した。復興にはまだまだ時間を必要だ。命に関わる非常事態とする特別警報は、「50年に1度」ではなく、この温暖化が解決されない限りこれからは「数年に一度」という覚悟が必要だ。避難できない高齢者に対する地域単位でマンツーマン対応システムの整備等、課題は山積みだ。
災害の発生自体は自然災害であるが、「政治災害」という声もある。政治や行政が国民に目を向け、根本的に変えなければならない。このような異常な自然災害にどう立ち向かうべきかを考え、行動する必要がある。本物の政治が無ければ本物の世界はやってこない。