北朝鮮による核実験への抗議文(平成29年9月4日) | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

北朝鮮による核実験への抗議文(平成29年9月4日)

朝鮮民主主義人民共和国
国務委員会委員長 金正恩 様

 

抗 議 文

 

貴国が昨年9月に引き続き、6回目となる核実験を行なったとの報に接し、強い憤りを覚える。また昨年から弾道ミサイルの発射を幾度となく繰り返す行為は、世界の平和を求める声を無下にするものとして、断じて容認できない。貴国に対し、人類の敵である核兵器の廃絶を改めて強く訴えるとともに、今後一切の核兵器開発にかかる実験の中止を強く要請する。

 

今年7月、核兵器禁止条約が国連加盟国の122か国の賛成多数により採択され、「核兵器のない世界」の実現に向け、国際社会は核軍縮のため、動き始めた。私は、世界で初めて原爆が投下されたヒロシマの市議会議員であり、また、一人の被爆者でもある。現在は次世代を担う若者や児童生徒達とともに、世界の平和を願い、実現するため共に考え、行動している。

 

しかるに貴国の核実験は、無辜なる子供達に説明のしようもない愚挙であり、暴挙であると断じざるを得ない。一国の領袖として、世界の子供達に恥ずべき背中を見せるべきでは無い。

 

今や地球温暖化や異常気象などで、有識者からは「人類は100年後に消滅する」との予言もある中、核実験や戦争などは、もはや時代錯誤であり、到底許すことはできない。

 

貴国には猛省と自戒を促すとともに、核兵器廃絶への道を選択し、世界の若者や子供達に正しき姿を示すよう、ここに強く求める。        

 

平成29年9月4日

一般社団法人ひろしま将来世代フォーラム 理事長

広島市議会議員

碓井 法明