牛田ニュース平成26年9月号たいまつ | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

牛田ニュース平成26年9月号たいまつ

  「広島土砂災害と牛田三学区の防災・避難まちづくり計画」という牛田ニュースの防災座談会が開催された。三学区の自主防災協議会の会長さんや東 区役所、東消防署の担当課の方々、社協関係者の方々にも集まってもらい、八月二〇日の広島土砂災害のことも含めてご協議をいただいた。

 みなさん 一応に地球温暖化によるゲリラ豪雨やバックビルディング現象の積乱雲による猛烈な雨量による土砂災害は今まで経験したことのない異常災害であり、 比較的安全と言われていた広島で全く予想できない災害だ。もし、この牛田三学区にあのゲリラ豪雨が降れば安佐北区や安佐南区のように東区も牛田三 学区も危険地域を多く抱えており、同様な土砂災害を起こすだろうという一致した見解だった。結論は平素から災害が予想されたときどこに避難し、ど のように逃げるかをあらかじめ考えること。『君子危うきに近寄らず』で危険から自らを守る自助努力が一番大切ということだった。

 もちろん市議会 や県議会での議論があるように平成十一年六月二九日の土石流災害のあった過去の経験を行政・議会とも生かされていないのが一番の問題。この度も行 政の初動対応や危機管理体制の問題や避難勧告や避難指示の遅れなど。土砂警戒区域の指定や砂防ダムの設置など手遅れになっていることは大変遺憾な ことだ。避難対策等検証委員会の議論を踏まえ地域防災計画の見直しを早急にやる必要がある。

 この度の異常気象は最近の地球温暖化によることは明 らかだ。先日の新聞に温暖化ガス濃度の最高更新と一酸化炭素の気候変動への影響はCO2の約3倍に上ると聞く。海洋生物への悪影響はもちろん人間 や地球環境に与える影響は計り知れない。幸い岸田外務大臣が日本の温室効果ガス削減目標案を国連気候サミットに先立ち提案するということは大切な ことであり真剣に地球温暖化に対処していただきたい。土を採取し土石流予測ができる高精度システム開発をされるニュースを見て、このシステム開発 が確実なものになれば事前の早期避難勧告に74名の犠牲者が出なかったのにと悔やまれる。

 また、この度の災害を見て国・県・市や政治家がどのよ うに考えるのか。地球温暖化や大地震、マグマの大爆発、地殻変動など真剣な議論が必要であり、戦争や核兵器の問題など地球消滅から考えれば大変小 さなことだと思った。やるべきことは他にあるだろうと思うが如何に。