平成26年広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式典 | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

平成26年広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式典

式  辞

 本日ここに、安倍内閣総理大臣をはじめ、ご来賓各位、被爆者、ご遺族の方々のご臨席と、国内外から多数ご参列のもと、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式を挙行するにあたり、原子爆弾の投下により犠牲となられた御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。

 あの日、一発の原子爆弾が多くの尊い命を奪いました。街が破壊し尽くされた中で、3日後、当時の市会議長は足を引きずりながら登庁し、市会招集の対策を講じ、8月20日には廃墟となった庁舎で会議が開かれ、市会としての復興に向けた活動が始まりました。

 広島市議会は、こうした先人達の復興に向けた熱い思いと志をしっかりと引き継ぎ、さらに、新たな英知を結集し、核兵器廃絶と真の世界恒久平和の実現に向け取り組んでまいります。

 被爆69年を迎えた今、被爆者が半数近くとなり、その平均年齢は79歳を超えるなど、あの日のヒロシマの体験者が減少し、同時に、わが国のあの戦争を体験した世代が年を追うごとに少なくなっております。

 また、わが国は、日本国憲法において、平和主義をその基本理念としておりますが、現在、戦争を知らない若い世代をはじめとして、集団的・個別的自衛権など、わが国の「平和のあり方」をめぐって、議論がなされています。

 今こそ、私たちには、ヒロシマの被爆体験や、戦争体験を通じて、「平和の願い」を後世に   いかに語り継いでいくかが問われています。

 私たちは、青い地球を守るために、今、改めて、平和への原点に立ち返り、核兵器の廃絶と世界の恒久平和の実現に向けて、全力を尽くすことを、ここにお誓い申し上げ、式辞といたします。

平成26年(2014年)86日       広島市議会議長 
碓 井 法 明


「私の思い」


 私は被爆者であり、3歳の時牛田で見たあの生き地獄は二度と経験したくない。


 広島は核兵器廃絶と世界恒久平和の原点であり、平和憲法を守る最後の砦である。ノーモアヒロシマ、「安らかに眠ってください、過ちは繰り返しませぬから」のあの広島の誓いをこれまで69年間世界に訴え続けてきたことである。世界平和の心を裏切ることは絶対に許してはならない。

 今、世界のあちこちで戦争が行われており、弱い子供たちや市民が犠牲になっている。今こそ平和首都広島は、世界中の戦争を即時中止し、平和を訴えるべきである。(イスラエル・パレスチナ ガザ地区 イラン・イラク戦争 ウクライナ紛争等)

 ジェームス・アレンは「原因と結果の法則」の中で核兵器の廃絶も出来ない、戦争ばかりする世界の現況は、私たち自身を映し出す鏡であると言っている。
 世界の政治家が戦争や核兵器廃絶、また、世界の恒久平和に本気になっていない証拠だと言っている。