新春放談『メルトダウンに負けるな日本』新しい夢と希望と絆! | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

新春放談『メルトダウンに負けるな日本』新しい夢と希望と絆!

東北復興を日本復活へつなごう!

昨年は3・11東日本大震災が東北はもちろん、日本や世界全体を震撼とさせた。マグニチュード九の大地震、三十メートルを超える大津波、福島の原発事故ではメルトダウンによる放射能漏れを起こした。従来の原発依存を改め、太陽光などの再生エネルギーの開発にもっと注力すべきだ。被災地には、未だに自宅に帰れない数十万人の避難民がいる。筆者も二度ばかり仙台・名取・気仙沼・南三陸・福島等お見舞いに行ったが、現地は広島の原爆の焼け野原と同じ。ゴーストタウンそのものに見えた。今まさに「千年に一度の国難」「第三の敗戦」に直面している。しかし、そんな掛け声とは裏腹に、政府はやっと復興庁をつくり、しかも期待はずれなスタートを切ろうとしている。3・11以来、国民の国家に対する信頼が大きく揺らいでいる。しかし、世界から絶賛された「日本人の心・絆・誇り」によって、東北の復興はもちろん、我が国は必ず立ち直れるはずだ。

文明の終わりの始まり

ドイツの歴史家シュペングラーは「西洋の没落」の中にどの文明も始まりと終わりがあると言っているが、紀元前三世紀頃の滅亡したローマ帝国は今の日本や米国にも似ている。今日の世界的な大不況を引起しているヘッジファンドなどハゲタカ金融資本主義から、世界は新しい、公正かつ共生を重んじた公益資本主義への舵取りが必要なのではなかろうか。世の中から既得権益、不労所得などの不平等を排除し、真面目に汗を出して働くことに喜びを感じられる、「本物の社会」を目指すべきだ。「我が国においては、中央と地方の地域格差、若者と高齢者の所得格差、男女の就労格差、また公務員の優遇制度、議会改革など改めるべき課題が山積している。我々は、いま改めて「この国のあるべき形」を問い、地域独自の文化・文明を尊重しつつ、世界と交流する姿を描きたい。まずは身近な地域発の公益資本主義による経済立国への一歩を目指したい。

期待される広島市政

昨年松井市長が誕生し、三つの原則(①活力のあふれた賑わいのあるまち②ワークライフバランスのまち③平和への想いを共有するまち)を掲げ、市政の改革に取り組んでいる。最近、湯崎県知事と松井市長とで二重行政の解消に取り組む研究会が設置された。いま広島に大切なことは、まずは「中四国広域連合」の早期立ち上げだそして、その中で「広島市の果たすべきリーダーシップ」をしっかり調査・研究すべきだ。今年は平清盛、来年は菓子博が予定されている。広島にヒト・モノ・カネ・情報・知恵が行き交うために、さらなる中枢管理機能の集積とアクセス機能の充実が不可欠だ。

牛田三学区の誇り

牛田三学区は絆のある福祉・教育の充実したまちとして市内でも有数だ。スウェーデンでは、「オムソーリ」という言葉があって、医療や子育てに苦しんでいる家庭を公助・互助で助け合っていると聞く。このような制度があれば、高齢者が住みたいと思える、安心・安全のまちづくりが実現されよう。牛田本町に公務員高層住宅が完成し、残りは民間開発される。牛田東に牛田東第4公園(清水邸公園)、本町五丁目集会所もできる。また早稲田学区の交差点改良や牛田商店街、ほおずき通りの活性化、牛田新町の急傾斜地補修、グレーチングの補修等まちづくりが行われる。「住民自治の推進」に取り組みたい。

牛田ニュースの今年の抱負

(一)牛田三学区の新しい楽しい前向きな情報を発掘。
(二)牛田の福祉・教育スポーツ・文化面の各部門に牛田ニュース賞(表彰制度)を取り入れる。
(三)牛田地域通貨、シルバー人材センターなど有償ボランティアグループの再編。
(四)これからの超高齢社会で国際化・少子化・温暖化、また日常の生活支援などスマートコミュニティの概念の導入。
(五)牛田ニュース編集の充実。

今年もどうかよろしくお願いいたします。

牛田ニュース主幹 碓井 法明
編集員一同