牛田ニュース 平成25年4月号(385号)「たいまつ」 | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

牛田ニュース 平成25年4月号(385号)「たいまつ」

▼安倍首相のアベノミックスが好調だ。今のところ円安、株高になっており、この景気が続けば国民も会社も一安心となる。しかし実体経済がついてこないとこのアベノ景気も息切れがすると思う。ところでこの4月19日日本記者クラブで安倍総理はユニークな「成長戦略スピーチ」を行った。213年前の4月19日は日本最初の実測地図を作製した伊能忠敬が地図を作るために出発した記念すべき日だ。55歳で隠居していたが、天文学を学び測量を始めた。17年かけて歩いた距離は4万㎞、地球一周と同じで執念の測量で完成した地図も正確そのものだったという。困難な課題でもあきらめない強い意志があれば必ず乗り越えられ、遅すぎることはない。安倍総理の鏡なのだろう。

▼さて金融緩和、財政出動に次ぐ3本目の矢の成長戦略の三つのキーワードとして(1)「挑戦(チャレンジ)」(2)「海外展開(オープン)」(3)「創造(イノベーション)」をあげている。どの世界でも必要なことである。牛田ニュースの一月号にも五つのメガチェンジに挑戦しなければ二〇五〇年の日本はないと書いたが安倍総理も同じ思いなのだろう。成長戦略の中核は「女性の活躍」としている。(1)成長産業のカギは再生医療・創薬など。(2)「失業なき労働環境」、(3)世界に勝てる若者「生きた英語の必須化」、(4)「女性が輝く日本-女性の活躍」、確かに少子高齢化時代には日本では女性、若者の活躍が必須だ。超超高齢化社会を迎えるに当って伊能忠敬の死ぬまで現役、生涯現役社会の哲学がいるのでは……。