【子どもによる子どもスポーツ大会に感動】 | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

【子どもによる子どもスポーツ大会に感動】

子ども会の実態を聞き、憂いていた矢先、うれしいニュースが飛び込んできた。子どもたちが企画・準備し、約三百人の参加選手を集めた第一回子どもスポーツ大会が、一九八八(昭和六十三)年十月、晴天の下、牛田小学校のグラウンドで成功裡に行われた。牛田学区子ども会会長による「僕たちの子どもスポーツ大会だ。元気で頑張ろう」という挨拶には、父兄や子ども育成会の役員たちからも盛んな拍手が送られた。

 牛田学区子ども会は十七単位子ども会により、一九八八年五月に結成された。毎月第四土曜日に定例会を開催しているが、そこで自分たちで何かスポーツ大会を開こうということになり、このたびのドッジボール大会の開催に漕ぎつけた。

 先述した通り、子ども会はどちらかといえば親ども会といわれ、子どもたち中心ではなく育成者に重点が置かれていた。何から何まで育成者が行い、子どもたちはお客様状態といっても過言ではなかった。それゆえに今回の子どもたちの手づくりのスポーツ大会は、自主的な子どもづくりをめざす本来の子ども会の役割が担えた形で意義深い。こうしたケースは、牛田ではもちろん広島市でもおそらく初めてであろう。

 ポスター作りからビラ貼り、選手集め、ライン引きに審判、記録まで、いつもなら育成者の行う仕事をすべて子どもたちだけで行った。大会終了後の満足感と自信にあふれた子どもたちの顔が印象的であった。