ひろしま２１世紀 2002年８月発行１

ーはじめにー

　「この頃広島には元気がない！」

　「広島はこのままではダメになる！」

　「広島をもっと元気にしたい！」

　そのような発言をされる９名の方々に、お集まりいただき、バブル経済の崩壊以降、全国的に不景気と言われるが「広島の場合はとくにひどいこと」などをお話いただき、広島の色々なデータを持ち寄って、その原因や対策などを真剣に議論をいたしました。

　議論の結果、「２１世紀の広島を本気でつくる会」を結成して、我々でもって「広島を元気にする提言をしよう」ということになりました。この９名の方々は、広島において各分野の第一線でご活躍されており、「とにかく、広島を元気な活力のある街にしたい」と思っている方々です。その後、検討会を３回ほど開催し、今年の１月に取りまとめの最終会議を開いて、このたびの小冊子をお届けられる運びとなりました。

　当初は、短期決戦でとりまとめ「１日も早く市民に呼びかけよう」との意気込みでもってスタートしました。しかし、会議のテープ起こしなどに手間取っている間に、アメリカで「同時多発テロ事件」が発生し、インド・パキスタン紛争再発などアフガン攻撃、イスラエル、また国内においては狂牛病問題、小学校児童殺傷事件、リストラによる失業率の増加、非核三原則発言など、大変混乱な時代に遭遇しました。



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