牛田ニュースたいまつ (平成22年3月号) | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

牛田ニュースたいまつ (平成22年3月号)

 ▼二〇二〇年(平成三十二年)の広島オリンピック開催の動きが活発になってきている。広島オリンピック開催についてはこれまでも、度々いわれてきた。国際大会を開催し、都市の活性化が期待されてきた。広島でのアジア大会ではアストラムラインや各区のスポーツ施設の充実、アジアの国との交流が引き継がれている。

▼この度広島市議会においてオリンピック招致のための検討費用が否決されたが、これは広島の二十一世紀の発展にとってマイナスになるかもしれない。古代ギリシャのオリンピック精神の原点に返った、心のこもった二十一世紀の若者のための平和オリンピックは是非実現したいものだ。この度の検討予算は広島の大きな夢の実現のための第一歩だ。メイン会場となるビッグアーチも仮設でするなど最小限の予算でできる。

▼学園の卒園児の一人が「広島オリンピックを実現して、私も金メダルを取りたい」という子ども達の夢をここで摘み取ってもよいのだろうか。大会招致検討委員会での熊本の相良村長さんが「原爆が落とされたのは広島・長崎ではなく、地球に落とされたのだという思いを胸にそれぞれの国へ帰ってもらえるようなオリンピックにしてはどうか」と言われている。「市長の市長による市長のためのオリンピック」ではない。「市民の市民による市民のためのオリンピック」にしたいものだ。

▼予算の再議がとやかく言われているが、全市民的な、全世界的な、全地球的な発想のもとに、是非二〇二〇広島オリンピックを実現したいものだ。