透明で公正な社会的ルールに基づく大変革の時代 | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

透明で公正な社会的ルールに基づく大変革の時代

 今日本は、百年か二百年にあるかないかの大変革の時代、即ち、グローバル、ボーダレス、メガコンペティションの時代にある。人、物、金、情報が政府に関係なく国境を越え、市場経済、市場原理のもとで動いていく。日本が「個より集団」・「競争より協調」・「効率より平等」・「開放社会より仲間社会」といった日本式社会を大切にしているうちに、米国や英国は市場原理の大原則を通し、レーガンニズム、サッチャーニズムにより、小さな政府、大胆な規則緩和等の大改革を多くの犠牲を払いながら十数年前にやってのけた。

 日本はいわゆる官僚主導の護送船団方式をとり、完全に諸外国の改革競争に出遅れてしまった。バブルがはじけ何十兆円という不良債権処理問題でも政府は躊躇し続け、このままでは政府のいう行政改革など六大改革はもちろん、来るべきデジタル情報化社会の移行においてもアメリカに大幅に遅れるだろう。

 日本政府に欠けているのは、透明なルールだ。透明度は先進国では最低だ。今まさに政治に、行政に、経済に、この透明なルールを確立する必要がある。一部の資本家、一部の企業家、一部の政治家、一部の官僚のための改革ではなく多くの市民のための改革という、透明で公正な社会的ルール、即ちグローバル、スタンダードが必要だ。

 今まさに衆議院選挙のまっただ中、政治がよくなって、はじめて経済もよくなるという認識を忘れないで投票には是非行ってもらいたい。

投票することが市民の社会的ルールだ。