最近

最近毎日のように殺人事件のニュースが報道される。

日本はほんとうにどこかが狂っている。

どうしてこの狂いが出てきたのか。日本は昔から自然を大切にしてきた。

動物の住む山や、小鳥の住む森など。

今は人間の傲慢さにより、この自然をあらゆるところで破壊し続けている。

人の生命まで破壊することをなんとも思わなくなった。



山口県光市の本村洋さんと長女の夕夏ちゃんを殺した当時18歳の少年が最高裁で差し戻され、この度の広島高裁で死刑の判決が出された。死刑が当然とする人たちと、死刑は極刑すぎるとする人に分かれたと聞く。

元少年の事件はあまりにも非人道的だった。

たとえ少年であろうが人を殺せば因果応報で死刑になるのは当然だと思う。木村さんはこの事件を契機に「どうすれば犯罪を生まない社会になるのか考えなくては・・・。」と訴えていたが、妻と子どもを同時に殺された立場に立てば、二度とこのような悲惨な事件を起こしてはならないし、犯罪の生まれない社会を絶対につくって欲しいと願うのことは当たり前だと思う。



私たち国民や為政者は真剣にそのことを考えているのだろうか。

政府も官僚も政治家も己の保身と利益のみを考えて、年金、道路特定財源、後期高齢者医療制度問題など、本当に国民のため、市民のための政策なのだろうか。



このような少年を二度と出さない、犯罪の生まれない社会を作るためには自然への畏敬や人の守るべき道の率先垂範はただちに政治家や官僚など為政者から始めなくてはならない。