心の文化 | 碓井法明オフィシャルブログ「本物をやろう!!」Powered by Ameba

心の文化

サッカー日本代表のドイツでのワールドカップ(W杯)が終わった。

対ブラジル戦は、日本時間で午前4時なのに平均視聴率が20%を超えたのも、この時間帯としては驚異的だ。一分二敗で世界の壁は厚かった。個の力のなさと、プロフェッショナルリズムと、体の強い選手層に欠けていたというジーコ監督の言もあるが、選手に世界に通じる基礎的な力不足がはっきり見えた。ジーコ監督の「自由」という自主性も若い選手には無理があったかも。前任のトリシエ監督は選手を徹底して「組織」と「規律」の枠にはめ込んで、4年前の日韓大会で1次リーグ戦突破を果たした。「自由」と自主性はこの度は破れた。そこでトルシエ監督とジーコ監督の中間といわれるオシム監督が選ばれた。「組織と規律」と「自由と自主性」を重んじるという。「考えて走れ」が口癖だという。



今の日本はジーコ監督の言うプロ感覚はまだまだだと思うことが多い。忍耐力、持久力、瞬発力にしても又肉体的にも今の若者は世界に劣っている。今の日本の指導者のどこかが欠けている。あまりにも経済を優先し、「心の文化」を失いつつある。オシム監督の「考えて走れ」はまずは各界の指導者から始めては・・・。



先日、第13回の牛田CUPサッカー大会が牛田小学校のグランドや東区の各地で、中国5県や四国などから48チームの小学生総勢約1000人が参加して行われた。2日目は生憎の雨だったが、サッカーに燃えた子ども達や大会関係者のファイトに感心し、この子ども達や父兄がいる限り、日本は滅びないし、サッカーも強くなるぞと確信した。