意外ではありますが、画像から文字を消す機会が多くあります。

通常はオリジナルの画像は残しておくのですが、紛失していた場合はしょうがないですよね。

方法は極めて一般的な画像修正の方法と同じです。

画像の赤丸の部分を消します。

レーヤーを元画像の上に追加します。

消している途中の画像です、

文字の周辺の色を「スポイト」ツールで参照して、ボケ部分の多いブラシを選択して不透明度20~30くらいの薄さで、文字の上に塗りこみます。

ブラシのプロパティーをつけておきますので参考にしてください。

元画像のニュアンスを残すためにも薄めの設定で複数回塗るようにしてください。

完成ですが、左が修正したレーヤーです。右が合成した完成画像です。

綺麗に消せていますね。

顔に文字がかかっている場合ですが、少し慎重に作業する必要があります。

顔の部分と神の部分に文字がかかっているので「修正ブラシ」も使って、急がずに行います。丁寧に、丁寧に。

左が主部分のレーヤー。右が完成画像です。

慣れると、簡単にできます。

はじめのうちは、選択範囲の外なのに塗ろうとして塗れなかったり、対象のレイヤーではないレイヤーを修正していたり、全然進まずいやになりますが、焦らず!根気よく!最悪ドット単位で書けば何とかなりますから。

 

レイヤーを使う場合、「スタンプ」ツールは使えないことがあります。それは「スタンプ」ツールがフォーカスのあるレイヤーの指定位置をコピーするので、見えている部分を必ずしもコピーしないからです。混乱しやすいので、「修正ブラシ」をお勧めします。「修正ブラシ」は見えている部分をコピーするので、見た目との違いがないので使いやすいと思います。

※使用しているサンプルの人物画像は生成AIで作成した画像です。

「Remove Background」が未導入の場合は、GIMP PlugIn「remove.bg」を使うを参考にしてください。