ラインの太さが違うことで、全く同じタックルやルアーや釣り方でも、似て非なるモノになってしまう。

8ポンド10ポンド12ポンド。
普段よく私が使うラインウエイトです。
8ポンドが0.235mm
10ポンドが0.260mm
12ポンドが0.285mm
上記が標準直径です。

実質1/100数ミリの差しか有りませんが、体感的にはその数値以上のモノを感じます。

この違いを感じる要因が、直径の差ではなく、円周の差によって起こるからです。
各直径に、円周率をかけるとわかりやすいと思います。

円周が大きくなれば、水に触れる面積も多くなり抵抗も増えます。
水中に入っているラインの長さの分だけ、抵抗値は上昇します。

私がメインで使用するフットボールジグのウエイトは、7gのヘッドウエイトです。
更に、シリコンラバーとトレーラワームがつくので、約12gぐらいになります。

これに対して、各ポンド数のラインを使用します。

狙う場所や投げる距離が同じで、釣り方も同じなので、ラインが細くなれば受ける水の抵抗も減るために、ジグの動きに切れが出ます。
太くなれば、水の抵抗も増えますので、フワッとした動きになります。
PEラインがダイレクトな操作感が出るのは、ポンド数換算で細いラインを使うので水の抵抗が減るためであり、号数換算で使用すれば操作感は同号数のフロロラインと変わらないもしくは、ラインが軽い分だけ劣るでしょう。

ジグのウエイトや水深を変えると、操作感が変化する。
操作感が変化すれば、それに慣れるのに若干だが時間を要する。
なので、なるべく操作感が変わらないように、ラインの太さで調整する。
ただし、ここで言う操作感とは、操作が気持ちよくできると言う意味ではなく、釣れる操作ができると言う意味なので、その辺も考えてやらないといけない。

こんな事を考えながら釣りをすると、釣れる魚が増えるし技術力も上がる。
楽しさも。