最近、巷の洋楽メディアではレディー・ガガの話題で持ち切りですが、はるか30年前に既に同様の奇抜なファッションと音楽性で世間を賑わせた(微妙に)アーティストが居ました。
それはマドンナでも、シンディー・ローパーでもなく…。
Missing Personsのデイル・ボジオです\(・∀・)/
Missing Personsはご存知、ドラムの神、テリー・ボジオが組んだバンドでロック、ニューウェーブ、エレクトロニカを凄腕のフュージョンのプロミュージシャンが昇華させたバンドです(笑)。
俺は大学2、3年の頃にフランクザッパにハマっていて、その門下生であるテリー・ボジオ、ウォーレン・ククルロ、パトリック・オハーンがまさかのポップスバンドを結成!!
まぁ、遥か1982年の出来事を回想しとるわけですが( ̄∀ ̄)
この『SPRING SESSION M』もロック史に残る名盤で、専門誌にも何回も掲載されてるんやけど、この時代にこの先見性を持った音楽を生み出す才能が素晴らしい!
多くの人は“時代を先取りしすぎ”と言うけど、これは確かに難解…。
メロディ自体はめちゃくちゃポップで、フランクザッパやUKみたいにオーケストラやプログレ感は薄く、あくまで聴きやすい。特にデイル・ボジオ(←テリー・ボジオの元嫁さん)のボーカルがしゃっくりみたいなこぶしが聴いてて個性が強い!
んで、バックのミュージシャンは最高にかっこいいんです(;_;)
テリー・ボジオはセッティングや奏法でめっちゃ影響を受けてて、レモのツーバスセットに高い位置のチャイナ、多数のタム、そしてリニアアプローチや無理やりねじ込んだ様なフィルインは憧れであり、ちょこちょこ自然に出てきます。
ロートタム、カップチャイム、スポークス、重ねシンバルは真似てました!あの現在の要塞セットになる前のボジオが好きですね。
YouTubeでも見れるんやけど、ライブのステージングがこれまた凄くて、デイルの衣装はレコードとか貝殻、アルミホイルのブラとか…。てか、映像から見る当時の野外フェスって、水着だらけで踊りまくり、何か微笑ましいです。
でも、バックの演奏はキレキレです。
そんな時代を超越した個性…すっかりレディー・ガガとリンクしました(笑)。
そんな、バンドもボジオ夫妻の離婚によって解散となってしまうわけですが、バンド後期の音楽性があまり良くなかっただけに伝説の名盤は伝説のままで終わってしまう運命やったんでしょうか。