作曲が小林亜星ということは知っていたけれど、
作詞が千家和也ということでちょっとおどろいた。
こんな説明調の歌詞は他になかなかない。

静かなまったく変わっていないようなイントロから、
いきなり宇宙的広がりを感じさせるこのアレンジは
好き。さすが。

さらに歌っている真凛が素直な感じで聞いていて
いい感じ。あえていえばもっとあざとく歌ってみても
よかったかもしれない。この人は舞台で活躍している
らしいが、多分発声練習などちゃんとした訓練を
受けているのだろう。もっと別の曲も聞いてみたい。
この曲も名曲だから入っていて不思議はないのだが、
それでも選曲されていることにはちょっとビックリした。

もともと昭和歌謡的な雰囲気のある曲が、アレンジ、
特にクラリネットの音色とか細かく入るパーカッション
などで強調されているようにも感じる。もっとも
アレンジしたのはドイツの人なので、場末のキャバレー
という感じなのかもしれない(偏見)。

歌っている横田美紀という人は前に「¥enガール」の
一員だったそうなので、一度見ているはずなのだけど
思い出せない。そこそこ歌えているように感じるけれども
なんかオーディションの審査用の課題曲デモテープという
感じがしなくはない。多分よく知らない曲だったので
はないか。一度、自信のある曲も聞いてみたい。
プリキュアの一番初めの主題歌。

見ている時にはあまり感じなかったが、
ずいぶんエポックメイキングな番組だった
そうで、やるな東映、バンダイ、という感じ。
さらに次番組のMax Heartの主題歌では
結構「やられたー」とか「その手があったか」
という声を聞いた。私もそう思った。

さて、この曲も私にとっては、アレンジの効果が
薄いように感じてしまう。ときどきいいなと思う
ところもあるけれど、一方でリズムセクションを
強くしただけに聞こえてしまうところもある。

結構びっくりするのは山本梓の声がエフェクトの
せいか若く聞こえること。
前に「ラムのラブソング」をカバーしているが、
聞いたことはなかった。こういう声だと年を
とらないのかもしれないから、声の仕事とか
もっとやってみたほうがいいと思う。