今回は最近起きるネットの脅威において身近なところを注意するべき箇所を特集。

 

 

 スマホからネットを扱うのに全くやっていない驚く行動

普段ネットを扱っている上でもスマートフォンはネット必須となっている。 そこで手軽に行う中でも落とし穴もあります。 ここで普通やるべきなのにやっていない行動をご紹介します。

 

 

1:スマートフォンの再起動

これやっている人が非常に少ないのは驚きです。 実はスマホは携帯電話ではなく端末機であり、分かりやすくいえば「手のひらサイズのノートパソコンを持ち歩くレベル」だといってもいいぐらいだろう。 3Dゲームもあれだけできるのなら十分スペックも高い方ことがわかります。 そのスマホで1日6時間ネットを扱っているのに再起動をかけたのはいつか?といえば大半が1週間以上前とか中には半年以上やっていないという方が多かった。

スマホ再起動が必要な理由

最も挙げられるのが「セキュリティーの更新」関係であり、度々とセキュリティーも更新されています。 パソコンの方でもセキュリティーソフトが1週間に3回以上は更新されている状態であり、これは過去と比べて更新数は多くなっているのは、それだけ脅威が高まったということです。

 スマホ起動中にネットに接続されている間に更新データが入ってくる流れですが、再起動しない以上は更新できないため、それを知らず更新しないスマホを職場や学校などに持ち込むと凄い危険だといえる。 OS自体も脆弱性が確認されていることから各社メーカーも更新を度々とかけているようである。 普段は家でもスマホを手放さない家庭だと高い確率で再起動をやっていないはずです。

 再起動しないケースでもう1つの問題

再起動しないことを続けていると「スマホ」にも異変が起こり「通信が弱まっている」ことも多い=もしかしたらマルウェアなどで裏で乗っ取りとか起きている可能性もありますが、もう1つ考えられるのが「メモリー容量が増えている」などです。

 アプリとか起動する上でもメモリーの動作があってこそであるが、起動したまま放置しているなど続けていると「本体メモリーの容量が重くなってアプリの動作などにも影響を与える」こともある。 本来は重くなる前に電源を一度落とすか再起動するかでメモリーキャッシュを行ったりするが、もちろんこれを知らないケースだとなおさら本体は重くなります。

この場合絶対にやるべき

例えば公式サイトとかアクセスするときに、全く公式サイトが開かない(開くのに時間がかかっている)といった場合は、おそらく本体にセキュリティーのアップデートが入っている可能性もある。 なるべくセキュリティーアップデートを確認してから作業を行い再起動を行いましょう。 

※普段、再起動をしていない場合は再起動して再開までに時間がかかることもあるのも注意です。

 

2:アプリの制作メーカーを調査していない

 もう1つ重要なのが「ダウンロードしているアプリケーション」について「制作している国やメーカーなど調査していない」事が多い。 例えばフリー(無料)で流れている上に「日本語で表示されている」から手軽に扱えるのですが、実は制作しているのは「どこか調査する」必要もある。 以前だとパソコンでもネット上では多くの無料のアプリが存在していたが、中にはマルウェアだったりするものもあった。

 先ほどのセキュリティー関係で再起動も含めた上でから下手すれば国家間のサイバー戦に利用されていると言ってもいいだろう。 

 特に今は国際情勢の関係で日本はアメリカ側であるが、そのアメリカ側とした上で敵対関係が強い国が制作しているアプリだと情報集約から別の目的で利用される可能性も高いといえる。

 中にはハードウェア面の考慮がなかったりするアプリもあり、例えば「プレイ中にやたら本体の熱が上がっている」とか、これも本体のパーツ以外にもバッテリー関係でも影響を与える可能性も高い。 これスマートフォン以外にもゲーム機やパソコンも長時間起動した上でから本体の温度が高くなると故障しやすい。

 

  独自調査:あるゲームアプリを追跡

今回は独自でスマートフォンゲームについて「どこの国のメーカーが作っているのか?」を調査してみました。 実は前に特集した「ネット詐欺と疑う広告」なのですが、今回調査するゲーム内で流れていた広告の1つだったこともあったからです。

 最近はその広告ももう消されて流れていないんのですが念のため調査。

 

 ロード・トゥ・ヴァラーWWIIスマートフォン用の戦略ゲーム

ゲーム性は確かにハマりやすくよくできた戦略ゲームですが、このゲームもアイテム取得する上でから広告が流れたりする。 実はその広告の中に以前取り上げたネット詐欺らしきゲームも紹介されていたのである。※現在はその広告は削除されている。  最近だとアップデートされるごとになぜか相手との通信が悪い時が発生したり、広告閲覧の機能も通信エラーのトラブルが起きるなどもあるため、念のためこのゲームメーカーを調査してみました。

 調査結果:検索調査

 まずGooglePlayで書かれているように制作会社は「Dreamotion Inc」という2016年に設立された会社であり、さっそく公式サイトを見に行くと韓国のゲーム会社であるため、このゲームは韓国で作られたとわかります。

 このDreamotionIncについてさらに調査すると、韓国の「KRAFTON」の子会社であることも確認できる。  ただしここで判明できたのが英語で調査したことであり、日本語版では記載されていなかった。 つまり日本語でGoogle検索しても、ここまで行き着くのは難しいといえる。

 WikipediaでKRAFTONについてのページで英語に切り替えると「子会社枠」に確かに社名が載っていたが、日本語版では一切Dreamotionについて触れていない違いもありました。

※KRAFTONのWikipedia:英語版ページ

 KRAFTONといえば「PUBG」を制作したことでも有名であり、このKRAFTONは中国のゲーム会社「テンセント」と提携しており、PUBGの中国市場での運営を担当している。 このテンセントは日本の大手ゲームメーカーとも多く提携を結んでいることでも知られている。 しかし、テンセントは中国政府の規制を受けており、その影響が提携企業に波及する可能性がありとされ、中国市場におけるゲーム規制やデータセキュリティの問題が注目されている。 特に米中の貿易摩擦や政治など影響を与えるとされている。 今回の調査結果は別に怪しい企業ではないが、提携先の国とかの関係からも何らか国際面が関わることは確かだといえる。 

 今回の調査する上での結論では「正式な会社が運営している」という安心感はありました。 ただし今後ゲームの運営においては中国の情勢も絡む上で影響する事も考えられます。 

  個人的に結論でいえば「海外が作っているゲームだと日本と違う上での課金方式」を行うため、そこの扱いにおいては個人的な資金の扱い方においても注意する必要があるといえる。