人生で大切な事は全てホノルルマラソンで教わった。 | おのちゃん不動産なう!

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群馬県で地域創生企業を経営しています。
主に不動産免許で不動産取引をしていますが、地域創生企業としての志を持って運営しています。地域創生にご興味がある方はぜひ一度小野里のVISIONについて聞いて下さい。語りあかしましょう!ゆる~くね。

こんにちは。小野里です。


ホノルルマラソンに出場してきたのは<<以前の記事>>で書きましたが、ホノルルマラソンで得た10ヶ条を伝えたいと思います。

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①コンフォートゾーンから出る
年初に自己分析をし、ついつい弱い自分が勝ってしまう場面があると思った。
面倒くさい事、つらい事、やりたくない事、大変な事、が直面したとき、立ち向かう決断をするスピードが遅いのです。
そんな挑戦しなくても「上手くいっている」んですから、「今のままでいいや」と思ってしますのです。
この居心地の良いぬるま湯をコンフォートゾーンと言います。
自分の弱い気持ちから逃げず打ち勝つため、居心地の良いぬるま湯から脱する為、精神力を鍛える為にハードルの高いホノルルマラソンに出場しようと決めました。

②即決断する
決断できない理由は2通りしかありません。
「判断材料が足りない」若しくは「覚悟が出来ない」
当社の行動理念でも「一流の実行力を目指す」と謳っています。
どんなに綿密に練った計画でも実行しない限り絵に描いた餅。多少の方向修正は実行力で取り戻せます。まずは決断、そして実行が重要です。
大抵のことは人生を左右する重要判断には当たらないので、覚悟が決まらない事が大半ではないでしょうか。
依って5分考えて結論が出ないものは、30分考えても、3日考えても結論が出ないということです。兎に角、即決断する。


③コミットメントする
年初にホノルル出場を掲げ、4月にアーリーエントリーしました。その後、周りの友人や顧客に公言しブログでもコミットメントし、逃げられない状態をつくりました。
人間「覚悟を決める」といっても気持ちが揺らぐものです。僕は弱い気持ちが強いからこそ自らを逃げられない状態に追い込んでやらないとでした。

④スケジュール管理する
僕みたいな薄らデブがフルマラソンなんかに出れば結果は目に見えています。
東京マラソンで心肺停止になった松村邦洋氏の二の舞いか、靴づれ股づれで走れなくなるか、何時間も負担をかけ続けるヒザを壊すか、どれかになったでしょう。
本番当日から逆算して「いつまでにどのようになっていれば良いか」
なら今何をすべきか。
自己管理・セルフコントロールを行います。
徹底的に自己管理し、僕の場合、「万が一ハワイでの料理が合わなかったらどうしよう」と思い、群馬のハワイアンレストランで食事の練習までしました。
結果、ハワイでの料理は何食べても美味しかったんですが(汗)

⑤諦めない
最初は本当に辛い。
もしも最初から簡単なら誰もがやっている。そんなものに価値はない。
大変なものにこそ価値がある。

⑥もうやめようと考え始めた時、成功は近い
実はお恥ずかしい話しホノルルマラソン走り始めて始めの10キロでもう辛くてリタイアしようと誘惑にかられました(笑)
丁度苦しくなってきたタイミングで、宿泊していたホテルの目の前を通ったのですが、このまま誰にもバレずにフェードアウトしちゃおうかと思ったわけです。
でも折角25万円もの大金叩いてマラソンツアーに来ていながら、ここでリタイアするのは勿体無い。リタイアはいつでも出来るからね。そう言い聞かせて走る事15キロ。
もう嫌だ!死んじゃう。
恐らく半分まで走ればリタイアメントバスがあって乗り切れないくらいの人達が居るだろう。もう少し頑張ろう!
走る事22キロ
もうギブアップだよー。
周りを見渡してもリタイアメントバスの気配は一向に無いが、逆に目に飛び込んできた光景があった。
靴づれしたんであろう、両手に靴を持って靴下で走っている人や、足の血豆が潰れて足が血だらけの人、米国人でありがちな百貫がリュック背負って水筒とチョコレート食べながら一生懸命前に向かっている姿。
小学生低学年の子が母親と一緒にニコニコと走っている姿。
僕もこんな所で諦められないな!
完全にフッ切れた。
走る事25キロ
ここまで来たらあと半分
半分まで来れたんだから、あと半分頑張ろう!僕なら出来る。必ず出来る。
もうひたすら無心になって走り続けました。
あきらめようとの誘惑にかられた時こそ、成功の直前にいる。

⑦立ち止まらない
30キロ地点を過ぎると、今度は腹が減り過ぎて走れなくなってくるんです。
医学的には分かりませんが、胃腸や内臓が疲れて弱ってくるからなのでしょうか。
腹が減っては戦はできぬ。とよく言ったものです。戦国武将は常に身体の限界ギリギリで戦って来た格言だと痛感しました。
38キロ地点
ここからカハラの高級住宅地を抜けてダイアモンドヘッドに向かう登り坂に入ります。登り坂に入る前にリンパを伸ばす為、2、3度屈指をした。
足の裏もヒザも太ももも限界に達しているのに最後のダメ押しの登り坂
気合いを入れていくぜ!
立ち止った時に、成功は終わる。


⑧出来る方法論を考えよ
カハラの坂を登るとそこはどこまでも水平線の続く青く輝く太平洋が見渡せます。
川端康成の言葉を拝借すると「苦況の長い登り坂を越えるとそこは絶景であった」・・・って感じです。
しかしここから下り坂
下り坂ってハンパ無いんです。
膝カックンされるかのような感覚
走るという状態ではない。
太ももは疲れ果て、、、どうしよう。
そういえば山登りで下りの際は、杖を使うか、後ろ向きで下っていたよな。
後ろ向きで走ってみた。
体力の消耗が著しいけど、足の筋肉は楽だ。こんなに疲れ果てても使っていない筋肉があるんだ。新たな発見だった。
諦めず、何事も考え、そして改善しよう。

⑨自分一人の力ではない
下り坂が終わると左に曲がり、目の前にはゴールが見えた。
沿道の応援者達が「もう目の前だ!よくやった!」「よく頑張った!」と熱い応援を繰り広げてくれていた。
涙が込み上げてきた。
ここに来るまででも多くの方々に「Never give up」とか「I'm so proud of you」とかプラカードを持って応援してくれたり、本当に多くの方々に勇気を奮い立たせられて貰った。
本当に有り難い。
ゴールまで来れたのも、沿道の応援者があってのものだ。
周りの応援者がいるからこそ、今の自分がある。


⑩為せば成る
そしてゴールを切った。
ゴールを抜けた瞬間、正月の箱根駅伝の選手のように倒れこんでしまった。
気力だけで走ってきた証か。

立ち上がろうと思っても、産まれたての仔鹿のようになっちゃって、、立てない。
芝生の上で、5分くらい寝ただろうか。


その後、フィニッシャーズTシャツとメダルを貰いに行った。
フィニッシャーズTシャツを貰った瞬間、走馬灯の様に苦しかった思いと成し遂げた達成感とが込み上げてきた。
最近、自分はここまで自分を追い込んで生きてきただろうか?
創業当初は無我夢中であったせいか、毎日午前様で自宅に帰るのも力尽き果てて朝方まで車で仮眠とる事も良くあった。当時のガッツを思い出した。
やれば出来るじゃないか
本気で成し遂げようと思えば何事も成る。
本当に大きな勇気と感動と気づきを得た。

メチャメチャ苦しかったけど、人生で大切な事は、全てホノルルマラソンが教えてくれました。

機会があればまた出場したいと思います。
是非みなさんも一度参加されてみてください。
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PS-京都マラソンは間に合わないので、今年は群馬県民マラソンで免疫力付けてから挑むとか少しづつ練習を始めます。