日本橋三越「歌舞伎展」 | うさ吉のきままダイアリー

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お芝居を観たり、おいしいものを食べたり、旅行したり、、、の感想を書き留めておく日記。そんなところ。

三越友の会に入っている友に誘われ日本橋三越で開催中の「歌舞伎展」 に行ってきました。

以前の勤め先がここら辺だったのだが今はさっぱり寄りつかない所。久しぶりに行ったら三井タワーができてたり(なんのか忘れたが)ビルが潰されていたりやたら工事してたりと、なんだかちょっと変わったなぁ、と思いつつ「木屋」や「タロー書房」は相変わらずあって、日銀やら三井本館の建物はやっぱすごいなぁ、と懐かしい。そして日銀と三越の間の通りが「江戸桜通り」と名づけられたらしく、成田屋の書による石碑がさりげなく建っているのを見てちょっと得した気分になりました。

さて肝心の展示会はというと、歌舞伎の代表的な役々の衣装と扇や刀から今月活躍した猪、お馬ちゃんなどの小道具いろいろを展示。

衣装の方は360度から見られるという趣向で非常に間近で見ることができ普段舞台を見ているだけでは気付かない模様がじっくり見れる。えー揚巻の打掛、伊勢海老の横にあるのは干し柿!?娘道成寺の帯に大根の模様!?みたいな。非常に間近すぎて触りたい衝動に駆られるががまんがまん。決して触っちゃいけませんよ。背中の汗染みやら色褪せやらも見え、実際に使ってる衣装なのねー、と実感。で、誰が着たのかしら??

小道具の方は一瞬にして刺さる矢や萎れる菊のしくみの解説を見てほほぅ。なるほどなるほど。「天一坊大岡政談」に出てくる跳ねる魚は実際に動かしてみることができる。が、これ、生きている魚のように動かすにはなかなか難しそうでした。雨や波、風の音を出す小道具もありました。最後に町駕籠が展示されてて中に座れます。座る場所がかなり狭くって男の人が乗ったらキツそうだけど、みなさん器用に乗ってるのね。

ないとは思ってたがやっぱりなかった吃又の手水鉢。あれ、観る度にどうなってるの??と不思議。あの仕掛けは秘密なのかしらん。

展示品は多くはないけど小道具がいじれてなかなか楽しい「歌舞伎展」でした。