重い荷物を持つことからヒントが見つかる! | アレクサンダーテクニークで緊張を味方につける教室

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本番で「いつも」通りに演奏できない音楽家のために、アレクサンダーテクニーク教師歴10年をこえ5,000人以上を指導した経験をもとに効果的で自分自身も役に立った情報をお届けするブログ

ドラマーやパーカショニストはとにかく荷物が多いし重たいですね。

私の経験だとドラムフルセットを持ち込みする場合や、パーカッションであればコンガが重い。

スネアとペダルだけでも長時間持って移動となると、けっこう大変です。キャリーを使って移動すると楽ですが、階段の時に「よいしょー」と持ち上げる必要がありますよね。

私はレッスンの時にもリュックに必要な資料やパソコンなど色々詰め込んでいるので、かなり重いです。

そこで今回は「楽器や重い荷物を持つ」時の1つのアイデアを提案したいと思います。そこから演奏能力アップにつながるヒントが見つかりました。

 実験してみよう!

楽器や重い荷物を用意して床におきます。

まずいつも通りやってみましょう。
立った状態からしゃがんで荷物を持ち上げてみます。

さてここで、どんなことに気づきますか?
持ち上げる時やしゃがむ時に、どんなことがカラダに起きているでしょうか?

人それぞれ様々な反応があると思います。今回は動きよりも前に荷物を見た瞬間にどんな反応しているか観察してみます。


「これは重い荷物や」
「重そうやなー無理矢理持ったら腰痛めるかも?」
「できれば持ちたくない」

私は「できれば持ちたくない」でした(笑)でも自分の楽器やし、レッスンに必要なリュックやし持っていく必要がありますね。

こんな風に考えた瞬間に、カラダはどんな反応をしているでしょうか?
もしかすると重い荷物を持った時の経験を思い出して、ギュっと力が入ったり踏ん張ったり、肩を持ちあげたりと準備を始めてませんか?


ではここで、もう一度荷物を床に置いて第二ステージです。


立ったまま、ただ荷物を見ます。重いのは充分もう分かっています。
「荷物を持とう」と考えるとカラダが準備を始めたことに気がついたら大成功です。でも気がつかなくても問題ありません。

では「荷物を持とう」と考えた時に、「頭を固定する動き」や「首の後ろを固めてしまう」反応はありませんか?
※関連記事「頭と脊椎が大切な理由」


考えが過去の経験を引っ張ってくることでカラダはまだ起きてもいないのに反応します。これは良い悪いの話ではないですよ、それはその時に必要な反応だと思います。

今回は重い荷物を見た瞬間に、まだ持っていないのに反応することはこれからやりたいことに対して必要なのかな?と考えてみましょう!!と提案したいわけです。

毎日、人のカラダは常に変化していきます。その日のカラダの調子や気持ちに大きく左右されます。過去の経験から来る反応はその時には適していないかもしれません。

立つ→しゃがむ→荷物を持つ→立ち上がる

こんな風に1つ1つの動作を楽しみながらやってみるとまた新しい発見があります。今必要な情報を動きの中で集めていくことで、本来の荷物の重さやその時に必要な持ち上げる力が分かってくるはずです。


最初から「あー重いやろなあ。気合い入れなあかんな。よし、よいしょー」

こんな人は自分だけかもしれないけど(笑)でもこんな風に考えが先走って、自分の中でさらに重くしてしまっているかもしれません。アレクサンダーテクニークのレッスンやカラダの地図作りをしていくと「あれ?そんなに重くないや」「軽く感じる」など、クラスで似たような状況を沢山目の当たりにしてきました。


今回お話させてもらった内容は実は演奏面でとても役に立ちます。

・本番前の緊張や不安はいつから必要?本当に必要?
・難しいフレーズに差し掛かる前にカラダがどんな反応しているのか?
・効率よく練習できる方法が見つかる!などなど


普段の生活で何気なくやっている動作1つ1つ見て行くのも演奏能力アップに大きく役に立ちます。ぜひ一度試してみてください。

何を言ってるのかわからんけど、なんか興味あるわ!という方は、体験できる講座を開催しますのでぜひ体験しにきてください。


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USK.LESSON 代表
ドラム・アレクサンダーテクニーク講師
BODY CHANCE 音楽部門チーフ

山口裕介 
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