オカンは絶対間に合わないって
言ってたんですが
いや、まだ行けるかも！と
とにかく漕ぐ！
向かい風エグいけど漕ぐ！
そして
9時52分
埋立港到着。
オカンの車にチャリを積んで
オカンは15km先の
横浪(よこなみ)港で待機してもらいます。
お世話になる船。
なぜこの船に乗りたいと思ったかと言うと
もともと
弘法大師様が青龍寺を建てた頃、
この辺りはほとんど道が整備されておらず
船を出すことを認め、
巡航船で海の上を行くのが
正式な遍路道だということ。
これを知った時に
是非乗ってみたい！と。
平日のみ一日に3本の船。
そのためには
この10時5分のに乗るしかなかったのです。
到着してすぐ乗船手続きが始まったので
乗り込みます。
みんなお遍路さんでした。
横浪港まで620円、50分間の海の旅。
日差しが暖かくて
ウトウトしながら
11時前に
横浪港到着。
お世話になった船にサヨナラを告げて
ここからは約50km
峠越えも含めて
走り切ります。
走り始めて1時間
ここまでは大変順調。
あと30km
景色も素晴らしい。
七子峠(ななことうげ)まで
あと6km付近で
歩き遍路道をナビされ
ナビ通りに、
荒れた、落石注意の山道を進むこと
30分。
この看板通りに
七子峠に向かえば良かったのに
ナビが反対を指していたので
そっち行っちゃって、
そしたら30分かけて登った分
別のルートから全部降りてしまって、
もう
気がついたら
七子峠まで6km地点まで
丸々戻っちゃったんですね。
気付いた瞬間、
体力よりも
メンタルにきちゃって笑
もうあの荒れたお遍路道行く気力もなく
車道ナビして、
また七子峠を登ることに…
ただただ絶望でしかなかった…
あと3kmのところまで行っていたのに…
トンネル多数
ずっと上り坂なもんだから
ほぼ全押し、
6kmを1時間かけて押し登りました。
何度も何度も
今すぐに自転車とリュックを捨てて
座り込みたいと思いました。
割とメンタルにきてましたね、この時は。
14時30分過ぎ
七子峠に到着。
標高286mほどですが
久々にキツイと思いました。
今までも
標高高いとこありましたけど
なんか
辛かったですね笑
体力無いなあと痛感しましたし。
そこからはくだりで、
岩本寺まで13kmくらい
四万十町にも入り、
くだりが続いていたので
少し肌寒さも感じながら。
また軽く登りもありつつ
横浪港を出発して、
4時間30分、
37番札所
岩本寺到着です。
約48kmの道のりを
4時間30分が速いのか遅いのかは
僕にはわかりませんけれど、
とにかく、
着いた〜！
本当に
良かった…
オカンが先に待ってくれてましたが、
ゆっくりお参りさせてもらいました。
何度も書いていますが
こちらの岩本寺さんで
北斗の拳とコラボした御朱印帳を
発売していたことがあって、
それが
僕のお遍路を始める、
ひとつのキッカケとなっています。
北斗の拳大好きなので、
せっかくなら
この御朱印帳を真っ白なまま持っているのではなく
有効に使いたいと思って。
長い月日がかかりましたけど
自分の足で来られて良かった。
お遍路始める時に
やるぞ！って
思って始めるんですけど
いざ
地図やら距離を見ていると
毎度毎度
本当に自分の足で
辿りたけるのだろうかと
本当に
毎回思います。
そして
毎回、
来られた〜やった〜！
の繰り返し笑
それを味わいたくてやってるだけ、
みたいなところがあります。
有名な天井画。
広い敷地に
宿坊やコインランドリーまであるんですね。
一冊の御朱印帳が
僕をここまで連れてきてくれたんだなあと
なんだかしみじみ。
どのお寺も
辿り着いたしんどさを考えると
お参りして
少し散策したぐらいで帰るのは
もったいないなあなんて
思うんですけど、
それでも
行かねばならぬ、次の札所へ。
この時点で16時過ぎ、
持ってきたお弁当も食べずに走っていたので、
オカンと相談して、
今日はここで切り上げ、
どこかでお弁当を食べて帰ろうと
いうことになりました。
どこまで走れるか分からないから
スケジュールなんて
あってないようなもので、
毎回その時の状況で
切り上げるかを決めています。
この時はもう
膝がダメで笑
もうちょっと距離稼いどく？って
言われたらどうしようかと思いました笑
ということで
チャリ遍路旅9日目は
37番札所岩本寺さんで打ち止め。
お疲れ様でございました。
また次回のチャリ遍路旅でお会いしましょう。