開催場所:日暮里(元映画館)
開催期間:2024/6/15(土)、16(日)等
利用料金:一般8500円+手数料170円
参加人数:1人〜
体験形式:ワードレスイマーシブシアター
所要時間:約90分(券種により異なる)
オススメ度(10段階):5
没入度(10段階):6
怖さレベル(10段階):0



※核心となるネタバレに関しては触れていませんのでご安心ください




 ■体験までの流れ

今回の公演はもう終了していますが、今後再演される可能性もゼロではないかと思うのであくまで参考程度に…

最初は体験までの流れを書きたいと思います。
日暮里駅から徒歩15分くらいのところにある元映画館が会場です。
集合時間まで近くのカフェで時間を潰そうかと思いましたが、会場付近にはちょうど良さそうな場所が見当たりませんでした…
けっこう歩き回ったんですけどね…

日暮里駅付近ならいろいろカフェがあったので時間を潰すなら駅付近がいいです。

元映画館が会場というのも面白いですね。
昔はここが映画館だったと思うと趣があるといいますか…
かなり昔ながらの映画館という感じですね。

集合時間にこの場所に行き、電子チケットを提示します。
少し並びましたが、15:20集合で15:30頃に中に入れました。




 ■ワードレスイマーシブシアター

ワードレスとは、Word(言葉)がless(ない)と考えれば分かりますが、無口のことを指します。


ただ、完全なノンバーバル(非言語)ではありません。


イマーシブシアターではキャストと話すことができるものが多いですが、今回の公演ではジェスチャーなどでコミュニケーションを取ることになります。


また、手持ちのライトを持つことになり、それをキャストに向けてコミュニケーションのツールとして使うこともできます。


言葉を発さないことでジェスチャー、表情、仕草などでキャラクターの心情を表現するので芸術性、アート性の高いイマーシブシアターとなっています。


それをダンスで表現する団体もありますが、またそれとは違った方向性で別の良さがありますね。





 ■魅力的なキャスト

開催する月によってキャストに若干の違いはありますが、どのキャストも魅力的で誰に付いていくか迷いますね。

6月は最終公演ということでファイナルエディションとなり、キャストが1人追加されていました。
(画像は公式Xより引用)

今までの通常公演の物語を補完する役割とのこと…

また、公演中は基本的にキャストの方々と話すことができませんが、公演終了後にキャストと話せる時間が設けられています。
そこで感想を伝えたり、雑談ができたりするので推しがいるファンにはたまりませんね!




 ■チケットの券種

この公演は大きく3種類のチケットが存在します。
・一般チケット 8500円
ノーマルのチケット。
事前にメールで案内状が届きます。


・Specialチケット 10000円
事前に音声イントロダクションが届きます。
終演後にキャラクターの前日譚小説(1部)がもらえます。


・VIPチケット 15000円
事前に音声イントロダクションが届きます。
VIPのみの特別な体験。(キャラクターと深い関係性が与えられる)
終演後にキャラクターの前日譚小説(2部)がもらえます。
終演後に特別フォトスポットで写真撮影が可能。



以上の3種類です。
私は初ムケイチョウコクだったので一般チケットで参加しました。

物語を深く知りたい人はVIPチケットが良さそうですね。
ただ、15000円するのでかなりお高いです…




 ■グッズのバリエーションが豊富

グッズの種類が豊富でファンにはたまらないことでしょう。
(画像は公式Xより引用)

パンフレットがリングファイル形式なのは賢いと思いました…
月によってキャストが異なりますし、ファイナルエディション用のものをあとからファイリングすることもできたりするので自分なりのパンフレットを作り上げることができますね!




 ■総括

イマーシブシアターの新たな形として面白かったですが、キャラクターそれぞれの思いや背景を理解するにはリピート必至の公演でした。

しかも、金額としては安くても8670円するのでリピートするハードルが高い印象です…

なので1回の体験だけで考えるなら終始1人のキャストを追い続けるのがベスト。
…でないと物語の根幹すら見えなくなってしまう恐れがあります。
複数人で体験し、別々のキャラクターを追いかけ、あとで情報共有するのもいいですね!

また、移動できるエリアとしては開放的な場所が多いので他のキャストも横目で見ることができますが、ワードレスという特性上、1つに集中しないと理解するのが難しいです…

そうなるとキャラクター全員を理解しようと思うと少なくとも6回行くことになってしまいますし、リピーターを捻出したい点ではいいかもしれませんが、料金が高いので素人が入りづらい環境になっています。

イマーシブシアターが初めて、または慣れていない人が体験した場合、何も理解できないまま終わってしまったという状況にもなりかねないです。
決して安くない8670円…
初めての人にオススメするならイマーシブフォートをオススメしますかね…

まぁムケイチョウコクのコアなファンがターゲットなのでしょうが…
終演後にできる、キャストとのトークでも常連さんがけっこういる印象でした。

また、クラブという設定もあり、ちょっとしたダンスやドリンク(バーで購入することが可能)を飲みながらの回遊、演出上での飲食などもありました。
このクラブのノリについていけない人は雰囲気に馴染めなかったり、周りに置いてかれたりしてしまうでしょう…
そこはある程度、キャストの方々も「ついてきて!」というサインを出してくれるので出来る限り配慮はされてたと思います。

ワードレスって難しいですね…
説明セリフのような初心者でも分かりやすい表現ができないですから…

ただ、観客の想像力で物語を理解しようとする(考察ともまた違う)構成は面白く、様々な解釈ができそうです。

相関図などが書かれたパンフレットがあったら買いでした(笑)


写真撮影はこのネオン看板前でのみ可能です。

持ってるマスクは会場で着用したものです。
キャストが観客を判別するのと世界観に浸れるためのアイテムですね!


今回がファイナル公演とのことで再演の可能性はほぼないかもしれませんが、今後のムケイチョウコクの公演にも共通する部分はありそうです。

知っているキャストさんや推しのキャストさんがいればまた楽しみ方は変わるのかもしれませんね!

万人にはオススメしづらいイマーシブシアターですが、もし興味がありましたら今後の公演に参加してみてください!

私も今後のムケイチョウコクの動向に注目したいと思います!


では!