開催場所:東京23区内の喫茶店等
開催期間:期間未定
利用料金:12000円
参加人数:1人のみ
体験形式:1on1 イマーシブ
所要時間:約60分(体験のみ)
オススメ度(10段階):3
怖さレベル(10段階):0
芸術性(10段階):2
物語への没入度(10段階):7
コミュニケーション度(10段階):10
初心者でも楽しめるか(10段階):2





※核心となるネタバレに関しては触れていませんのでご安心ください










故人探偵シリーズとは 

「故人探偵」は様々なイマーシブコンテンツの演出を手掛けたり、出演自体もしたりする佐野功さんが創るシリーズもののコンテンツです。


「イマーシブポケット」というレーベルで、最近では故人探偵以外にも電話で没入体験ができるというコンテンツも打ち出しています。


クラウドファンディングで度々募集しているので今回の故人探偵第2弾についても先行体験で体験しておりました!


あまり第1弾の時はハマらなかったのですが、今回はテーマも面白そうですし、キャストもクアトロキャストどころかクインテット(5人)キャストとなっています。

(画像は公式Xより引用)

全員が斎場眞白というキャラクターを演じているのですが、キャストによってもキャラクター解釈が異なり、それぞれの良さがあります。
ただ、この5人の探偵事務所を見てみたかったというのもありますね…
故人探偵事務所の探偵でそれぞれキャラクター名があって…

一つの役を複数のキャストが演じるとなると物語としてではなく、演劇として見てしまいがちになるのでその点は惜しいなと思いました…

ただ、喫茶店で探偵に依頼する体験ができる唯一無二のコンテンツとなっています!






体験の流れ 

ここからは体験の流れを書いていきます!



①予約

まずは予約です!

日時と場所を選択し、メールアドレスや役名を入力します。

役名は本名でもいいですし、自分で設定を作り込みたい場合は偽名でも問題ありません。



②事前準備

予約すると後日封筒が届きます。


他のコンテンツではあまりない設定の読み込みがあります。

(画像は公式サイトより引用)

調査委任依頼書という名の自身の設定資料になるのですが、故人との思い出を創作する必要があります。

例えば故人とはどういう出会いをしたのか等…

この物語は自分自身で作り上げる物語でもあるのです。


③打ち合わせ

そして、探偵と対面での打ち合わせです。

あらかじめ設定を決めた調査委任依頼書を元に、面接のように進行していきます。

喫茶店(カフェ)では1000円以内のドリンクを最初に注文できるので、ほどよく喉を潤しながら探偵とやり取りできます。


あくまでも探偵に依頼をする体験となるので物語の序章といったところです。



④調査報告

数日後、自宅に調査報告書が届きます。
それをもって、物語は終幕します。
果たして故人が秘めていた真実とは…





イマーシブシアターというよりは… 

この体験はイマーシブシアター(没入型演劇)というよりはストーリープレイングに近いと思いました。


イマーシブシアターは演劇にスポットが当たっており、「キャストの演技や演出を観る」という楽しみ方が一般的です。


しかし、このコンテンツは「キャストと物語を紡ぐ」ということに焦点が当たっており、観客が物語の主人公なのです。

探偵はあくまでも「あなた」を立てるための存在であり、探偵がどこで何をしたか、どういう感情を抱いて、どう思ったのかはこのコンテンツでは重要ではないのです。


そのため、この故人探偵を楽しめるターゲットは


・自分が物語の登場人物になりたい

・物語の中で主体的に動きたい

・物語上の架空のキャラクターを演じたい

・数日間において物語を噛み締めたい


…という方に楽しめるコンテンツだと思いました。







不完全燃焼で終わる 

故人探偵のFile.01は1話完結の感動的な話だったのですが、今回のFile.02は全く方向性が変わりました…


まず参加者は、今回の話での故人であるVTuberのファンという設定です。

最初に送られてくる調査委任依頼書と共にグッズも送られてきます(トートバッグまたは帽子が選べます)


ここまではテーマとしても面白そうで、どんな結末が待っているかと思いきや…


不完全燃焼で終わるのです…


…というよりも1話完結じゃなくて「To be continued」なんですよね…

それなら前編後編と、タイトルにつけて欲しいのですが…

この物語が完結していない以上、全体を評価することはできませんが、故人探偵にその商法はしてほしくなかったなと…

早く続きを体験させてくれ!!!とは思いますが、このFile.02だけではどんな感情を持てばよく分からずに終わるので少し残念でした…






総括 

…というわけで全体的にマイナスな感想になってしまいましたが、イマーシブポケットのファンの人は楽しめるんじゃないでしょうか…

あと今回のタイトル「Ashamed By Then」は直訳すると「Ashamed」が「恥じている」という意味になります。
「by then」は「その時までに、それまでに」という意味で、未来(もしくは過去)のある時点を期限として、何かが完了している状態を表すそうです。

繋げると「その時まで恥じている」という意味になりますが、あまり意味を理解できないと言いますか、もっといいタイトルがあったのではないかと思います…
意図はあると思うのですが、体験した上でそれが伝わらないと意味ないと思うので…

続編でタイトル回収があるのかは分かりませんが、File.01の「親友より 初恋の人へ」のタイトルは実に秀逸だったのに対して今回はクール路線で攻めた結果という感じでしょうかね…

また、12000円の料金を思うと普通に高いです。
クラウドファンディングの先行体験で安く体験している身ですが…

まぁ予約システムを見る感じ、出張型の体験型コンテンツな感じなんですよね…

駅やキャストを指名して…という消費者に寄り添った予約システムなので非常にありがたい運営ではあるのですが、それがコストにのってきていると思うと…

そして今回は帽子などのグッズ(クオリティ低めなのは仕方ない)もついているわけなのですが、それももっとコストの低いものに代えれなかったのかなとも思いました。

ファンクラブの会員カードとかブロマイドとか…

少しでもコストを下げた方が「料金が高い」というマイナスな感想を持たれづらくなりますしね…

まぁそこは価値観の問題なので何とも言えませんが…


一方、良いところもあって、VTuberのキャラクターは可愛いくて好感を持てますし、事前準備の段階でも数多くのコンテンツが用意されています。

クインテットキャストになったことで好きなキャストと一対一でコミュニケーションを取れるようになりましたし、ファンには嬉しい限り…?
(推し活の延長線上になるとコンテンツとしての趣旨が異なり、多少のモラルとマナーが前提でもある)


新しい形のストーリープレイング寄りのイマーシブシアターとして、気になる方は是非とも体験してみてくださいね!!!

では!!!




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