開催場所:イマーシブフォート東京
開催期間:常設
利用料金:1dayパスポートに含まれる
参加人数:1人〜
体験形式:ウォークスルー型シアター
所要時間:約15分
オススメ度(10段階):5
没入度(10段階):5
怖さレベル(10段階):1


※ストーリーの核心については触れていませんが、写真の掲載はありますのでネタバレを避けたい場合はご注意ください。



 ■新解釈・ヘンゼルとグレーテル

イマーシブフォートの入口を入って右手にすぐ見えるアトラクション。
「イマーシブストーリーズ」

「ヘンゼルとグレーテル」という童話はきっと誰もが聞いたことあると思います。

ただ、どんなストーリーか詳しく知ってる人はごくわずかだと思います…

その童話の知られざる真実がこのアトラクションで体験できるのです!

童話って「赤ずきん」とかもそうですけどけっこう怖い話だったりするんですよね…
それが子ども向けにするため、いろいろ変えられていき…

大人になった今だからこそ、理解できる童話の真実をハイクオリティの演出で目の当たりにできます!



 ■違う視点の2種類のルート

この「イマーシブストーリーズ」では2種類のルートがあります。
並んでいる時にどちらのルートにするか選択できます。
1つはヘンゼルとグレーテル目線のルート。
もう1つは魔女目線のルートです。

最初は同じ部屋でプレショー(前説)を観たのち、選んだルートに分かれます。

以下ではそれぞれのルートを簡単に紹介していきます!


 ■ヘンゼルとグレーテル視点

一般的なルートです。
まず、「イマーシブストーリーズ」が初めての体験というならこちらのルートから体験しましょう。

元の童話のストーリーを改めておさらいできます。
「こんなストーリーだったな…」となりますね…
セットと映像の境目が曖昧になっているのがいいですね!
映像も高精細で綺麗です!
まさにものが実際にその場にあるような感覚…

場面転換もシームレスで、オートマチックに行われます。
こちらはお菓子の家。
ヘンゼルとグレーテルといえば、お菓子の家ですよね。
プロジェクションマッピングにより、幻想的なお菓子の家となっています!

もちろん中に入ることもできます!
写真でも映像とセットの境目が分からないくらい…

セットのクオリティも高く、本物かと間違えてしまうようなケーキの数々…

一部、ホラー的な要素もありますが、脅かしなどはありません!

「こんなストーリーだったんだな…」と改めて思える内容でした。
トータルで約15分の体験時間です。

こちらのルートを体験したら、魔女ルートも気になりますよね(笑)

それも体験するならトータル30分は見といた方が良さげですかね…!



 ■魔女視点

ヘンゼルとグレーテル視点を体験するだけではもったいないです!
魔女視点を体験すれば魔女もそんなに悪くないと思えるかも…?
ここの時計のシーン…
時間が遡る演出がとても好きでした!

ヘンゼルとグレーテルの話の前の時代にさかのぼってるということですね!

先へ進むと部屋が…
写真では少し暗くて分かりづらいですが、映像とセットの境目が自然で、物語の世界観に入り込んだ感覚になりますね…

先へ進むと…
なぜ魔女になったかの心境が語られます…

ヴィラン(悪役)にもちゃんとした動機があったのです…

そして最後の部屋ではヘンゼルとグレーテルのルートの人とも合流します。
奥にスクリーンがあり、床のロープなどは実際にあるセットです。
また、窓の明かりなどは映像です。

まさに映像とセットの融合…

部屋が炎に包まれるのも圧巻です…

さらに奥へ進むと…
何だか意味深な終わり方といいますか、考察できそうな感じです…

鳥が意味するものとは…



 ■総括

従来のイマーシブシアターとはまた違った意味でのイマーシブシアター(劇場)。

これはこれで面白いと思いました。


ただ、人によっては思ってたものと違うと感じてしまうかもしれません。


一切、キャストが出てこず、全部映像ですからね…

待ち時間も短いことが多く、閉園間際までやってることが多いので優先順位としては最下位でいいかと思います。


時間に余裕があったら行く…みたいな…


また、全編写真動画撮影OK。

動画は15秒以上はSNSにアップ不可とのことでした。


ヘンゼルとグレーテル視点のお菓子の家はけっこう映えるので、いい写真を撮るチャレンジをしてもいいですね!

ちなみになんですが、ヘンゼルとグレーテルの原作について調べたところ、魔女を倒したあと、ヘンゼルとグレーテルが家に帰るとまま母も亡くなっていたことになっており、魔女=まま母ということは明記されてないとのことです。
ただ、亡くなったタイミングが同じということでイマーシブストーリーズの内容はあくまで一説らしいんですね…
全くの別人で前半の悪役をまま母、後半の悪役を魔女にしたかっただけ…という説が濃厚そうではありますね…

信じるか信じないかはあなた次第です…←



話は脱線しましたが、また数年後とかには新しいコンテンツに生まれ変わるかもしれませんね…
セットを作り直すのは大変そうですが…

是非皆さんも時間に余裕があったら体験してみてください!

では!