(画像は公式Xより引用)

開催場所:イサオビル(大阪 本町駅周辺)
開催期間:2024/4/18〜20(再演)
利用料金:5000円〜(手数料+250円)
参加人数:1人〜(最大40人)
体験形式:イマーシブシアター
所要時間:約60分〜
オススメ度(10段階):4
没入度(10段階):6




 ■AYAKAラボ実験企画第一弾

AYAKAラボとは、エンタメ会社を経営する松田亜矢香さんが演出、プロデュースする「おもろい、可愛い、美味しい」をモットーにジャンルを問わずに実験企画を行っていくユニットとのこと…


(画像は公式Xより引用)

その第一弾が今回のイマーシブシアターとなります。
キャストさんの名前を見ると、USJで活躍されてる方も多く、キャストさん目当てで来られる方も多いですね!

日によって、キャストさんの配役が変わったり、新しい役が追加されたりするのでリピーターでも楽しめますね!

丸々ビルを一棟使ったイマーシブシアター…

どういうものかあまりイメージつかない人も多いと思います。
今回はそのレポを書きます!



 ■チケットの種類

体験するためのチケットの種類は3つあります。

当日券は表記の金額よりも+500円です。

WEB購入(前売り)だと手数料で250円かかりますが…


以下がチケットの種類です。


①通常チケット(5000円)

・開演30分前より受付

・最初の部屋はランダム



②特典チケット(8000円)

・開演40分前より受付

・整理番号による優先入場

・最初の部屋を選択可能

・終演後にキャストとの集合写真撮影参加

・オリジナルグッズプレゼント



③VIPチケット(12000円)

・開演45分前より受付

・整理番号による優先入場

・最初の部屋を選択可能

・終演後にキャストとの集合写真撮影参加

・オリジナルグッズプレゼント

・コラボドリンクプレゼント

・VIP限定PASSプレゼント

・開場中にVIP限定の時間を用意

・上演中にスマートフォンで静止画撮影できる権利(ラストシーンや一部シーンはNG)




④差し入れチケット(500円)
弁当や交通費など、キャストに還元できるチケット。
スタンプカードがあり、500円につき1ポイントたまる。
10ポイント毎に記録チェキ2枚セットがもらえます。
また、ポイントが一定の数貯まると以下の特典が受けられます。

10ポイント→オリジナルステッカー
30ポイント→好きなグッズ1つプレゼント
50ポイント→観劇回の全出演者メッセージ入りチェキセット(オリジナルチェキホルダー付)
100ポイント→次回以降の最終通し稽古に招待

ファンにはたまらない内容です!
5万円で全ての特典が貰えると思えば安い…?!



 ■どんな体験?

イマーシブシアターにも様々な種類がありますが、今回の公演の特徴は以下です。


・4階建てのビルを歩き回る

・キャストとのコミュニケーションを楽しめる

・気になるキャストについていける

・謎解きの要素はない

・マルチエンディングではない


…といった感じです。
キャストとのコミュニケーションに重きを置いているイマーシブシアターなので、推しのキャストさんがいたり、自分が物語に入り込むのが好きな人にオススメできる公演になります。

また、受付開始時間には会場に着いておくことを強くオススメします!

なぜなら、開演までの時間もすでにイマーシブシアターが始まっているからです!!!

開演5分前には指定の部屋にいなければなりませんが、それまでは自由行動でいろんな場所を見て回れます。
また、キャストさんも既に役になりきっているのでイマーシブシアターの世界はすでに始まっているのです…

私は通常チケットでしたが、受付してからの30分も合わせれば全体の体験時間は90分…!

そう考えればチケット代も安く思えますね!
チケットの種類で受付時間が変わるので高いチケットにすればするほど、体験時間も増えるイメージですね。

しかも、全てのチケットにはワンドリンクがついてきます!
お茶や清涼飲料水、コーラなどもありますが、ビール(瓶)やスミノフも選ぶことができます!

私はスミノフにしちゃいました(笑)




ここから以下はネタバレ要素を含みます。
体験を検討されてる方はご注意ください。



大きなストーリー軸は「アイドル」「劇団」「マルチ商法」の3つです。

どのストーリー軸についていくかで物語の見え方が変わっていきます。
最後は全てのストーリー軸が1つに繋がるのですが…

率直に言うとバッドエンディング…

実はマルチエンディングでハッピーエンドもあるよとかなら面白いですが、公言されてないのでマルチエンディングではないでしょう…

ストーリーは最後に大まかに理解できるので考察要素はあまりありません。
細かい部分で考察できるポイントが散りばめられてたり、ストーリーに関わる伏線は数々あるので、それらを語り合うのは面白いと思います!




 ■終演後は物販あり

終演後には物販の時間があるため、何か買おうと考えてるならスケジュールは余裕に設定した方がいいです。

ステッカーやTシャツ、ポシェット、チェキファイルなど、種類が豊富でヲタクには嬉しいやつ…😏

キャストとのツーショット撮影も1000円でできるため、推しのキャストさんがいれば是非とも集めたいところ…



 ■総括

数々のイマーシブシアターを体験してきましたが、気になるキャストさんや推しのキャストさんがいない人にはオススメしづらい公演です。


最後に「楽しかった!」「面白かった!」と思えない公演…

クライマックスでは全員の秘密が暴かれ、まさにカオス…

知らない方がいいこともあるとはこのことです…


何かしらの行動を起こせば、全員の秘密が明るみに出ずにハッピーエンドで終わるとかないんですかね?笑

まぁそのエンディングだとどう終わらせるんだってなりますけどw


最後を除けば様々なキャストさんとコミュニケーションが取れるので楽しかったです!


いろんなチラシや名刺ももらいました!

特にマルチ商法はヤバかったですね…笑


めちゃくちゃリアリティありましたw

しかも、その教祖が俊作さんという知る人ぞ知るキャストさんだったのですが、ドラマ「TRICK」に出てきそうな出で立ちで笑いました(笑)


また、キャストさんが皆、観客とコミュニケーションを取ることを重要視していて、物語の中に入り込んだ感覚を強く感じましたね。

キャストさんとのコミュニケーションを楽しみたい人にはオススメできます!

物語の終着点についてはドロドロの恋愛ものではあるのですが、観客が関わりを持ってきたキャストさんたちの化けの皮が剥がれてしまい、構築してきた信頼関係を全否定したあげく、救いようもなく終わるので胸糞展開…

全員誰しもが裏の顔を持っているというメッセージ性なのかもしれませんが、3つのルートを無理矢理繋げたようにも捉えられてしまいます…

また、それらのルートに直接関係しないキャストさんも何人か存在し…
怪しい行動をしてる人もいたので、もしかしたら真実を明るみに出すために裏で暗躍していた誰かがいたのかもしれません。
そもそもブッキングしてる時点で…
誰かが仕組んでいたのかも…

謎の役割のキャストさんの中に探偵とかが混ざっててもおかしくないですもんね…

そのあたりの考察はリピーターの方にお任せするとして…

クライマックスで「この人があの人とああいう関係だったなんて!」となることが多々あると思いますが、初見だと情報量が多すぎて処理しきれない人もいるかと…
気になる人はリピートしてね、というのもあるでしょうが、全体を通して起承転結の起結しかないのでストーリーとしての面白さは正直微妙…

キャストとのコミュニケーションが楽しめれば全然問題ないんですけどね!
それが楽しいので!!!

タイトルに関しては
「秋の鹿は笛に寄る」ということわざがあり、その意味は恋に身を滅ぼすたとえとのこと…
秋に発情期を迎える雄鹿が雌鹿の鳴き声に似た笛の音にも寄ってくることが由来のようです。
しかし、「笛を踏む」とある今作のタイトルから察するに、「無駄足を踏む」とかけてあるんじゃないかと思います…
登場人物皆、目的が達成できてないですからね…

まさに恋に身を滅ぼした故、目的が達成できなかったさまを描いたイマーシブシアターでした…!




 ■どんな人にオススメ?

・気になるキャストさん、推しのキャストさんがいる人
・キャストさんとのコミュニケーションを楽しみたい人
・イマーシブシアター初めての人


…という感じでした!

是非とも参考にしてみてください!

では!