(画像は公式サイトより引用)
開催場所:東京、大阪、福岡
開催期間:2023/5/6〜6/19
利用料金:13500円(大阪S席の場合)
体験形式:舞台
所要時間:約150分
オススメ度(10段階):6
■全く新しいエヴァンゲリオン
このエヴァンゲリオンの舞台は全く新しいエヴァンゲリオンです。
ローレンス・オリヴィエ賞など数々の賞を受賞したことのあるシディ・ラルビ・シェルカウイという方が原案、構成、演出、振付を手がけています。
その独特な表現方法を用いた世界観は一気に観客を惹き込みました…
あっという間の2時間半でしたね…
ちなみに時間配分はこんな感じです。
また、従来のエヴァンゲリオンを知らなくても楽しめる内容でした。
そもそも話が全くの別物で、一切繋がりがありません。
ただ、アスカや碇ゲンドウの性格と一部似ているキャラクターは登場し、「あんたバカァ?!」のような名台詞の再現はありました(笑)
■特に良かった点
公演の中で良かった点はかなり多いのですが、その中でも特に良かった点をあげていこうと思います。
・傾斜のあるステージを最大限活かした演出
普通に登るの辛そうな傾斜のステージを使っており、プロジェクションマッピングで幻想的な演出があったり、後ろの人もよく見える造りになっていました。
また、小道具やセットも傾斜を計算して作られており、素晴らしかったです。
中盤ではこの傾斜のステージが驚くべき変形を遂げます。
さらに終盤では傾斜のステージを縦に置いて全く違う使い方をしたのもよく考えられてると思いました…
発想がスゴイ…
・エヴァに乗る表現が秀逸
キャストさんがエヴァに乗る時はワイヤーアクションで表現していました。
これまた迫力があり、別作品ではありますが、映画「パシフィック・リム」を思い起こしました。
エヴァの姿は特殊なスーツだったり、模型を用いた時もありましたが、デザインがまた芸術的なもので…
使徒も不気味さをひときわ放つデザインで怖かったです。
・暗転時の繋ぎ方
舞台暗転時には超人技のようなダンスがあり、飽きさせませんでした。
そこまで長い時間でもなく、不快にならない間…
特に良かった繋ぎは無表情の田中哲司さんの両脇でダンサーがダンスしているところに最終的に田中哲司さんもダンスに混ざるシーン…
最高に良かったです。
文章だと良さが伝わらないのが残念ですが…
特に良かった点は大きく以上の3つですかね!
■嬉しい入場特典
会場によって入場者特典がありました!
東京はオリジナルラベルのペットボトルと選べるペットボトルホルダーがもらえたみたいですね!
大阪の入場者特典はこちら!
オリジナルクリアファイルとポストカード、ステッカーという豪華3点セット…
公演の記念になりますね!
■パンフレットも読みごたえあり
公演パンフレットが2000円(現金のみ)で販売されていました!
かっこいいデザイン…
中身はお見せできませんが、企画までにいたった裏話や各キャストのコメント、キャスト同士の対談などボリュームがあり、とても興味深い内容でした!
我慢できず近くのカフェで読み進めてしまいました(笑)
■総括
シディさんが演出を手掛ける舞台は初めての鑑賞となりましたが、独特なアプローチの演出で終始圧巻でした…
そこまで舞台の鑑賞回数が多いわけではありませんが、非常に刺激をもらいました…
笑いを狙うようなコメディ要素はほぼ皆無で基本的にシリアスな場面が続きますが、観客を飽きさせないテンポ感で構成がさすがでした。
ただ、エヴァンゲリオンを全く知らない人や舞台に慣れてない人などは純粋に楽しめなかった人も多そうな演出ではありました。
基本的に暗い内容ですからね…
また、窪田正孝さんが主演であり、座長なのですが、前半はあまり出てきません。
ファンの人は少しガッカリかもしれませんね…
私は田中哲司さんと村田寛奈さん目当てで鑑賞しましたが…
特に村田寛奈さんは活動休止中のパフォーマンスガールズユニット「9nine」のメンバーであり、ダンスが物凄く上手いです!
このエヴァンゲリオンの舞台ではそのダンスを観ることができませんでしたが、ノンバーバルシアターのギア京都にも出演するレベルなのでそのダンスしている姿をまた見たいと思いましたね…
実はもう一人目当ての人(村上虹郎さん)がいましたが、とある事情により降板となってしまいました…
無念…
改めて約1ヶ月という短い期間の公演でしたが、東急歌舞伎町タワーにできた新しい劇場のこけら落とし公演というのにふさわしい公演だったと思います!
今では全公演が終了しましたが、もし再演することがあれば是非鑑賞してみてください!
では!