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うしずのです。
障害のある方々のアート作品を集めたダイバシティー・イン・ザ・アート公募展を観てきました。疲れちゃって書くのが遅くなりましたが行ってきたのは今月のはじめです。
見出しでは分かりやすくカタカナで書きましたが、正式名称は「第5回 日本財団DIVERSITY IN THE ARTS 公募展」です。
今回は国内外から届いた2,246点の中から選ばれた作品数十点が展示されていました。


会場は横浜市港北区にある障害者スポーツ文化施設、横浜ラポールです。

正面玄関入ってロビーの先に第一会場がありました。作品一つ一つは写してはいけないので全体像を。
このスペースに展示されていた「タランチュラ」という作品が私は気に入りました。毒グモのタランチュラがカラフルに描かれていて発想が凄いし、色が鮮やかでとても良かったんです。

裏側はこんな感じでした。一番手前にある書の躍動感が素晴らしいですね。感謝の謝の言偏が抜けてしまっているんですけど、誤字である事なんて、この際どうでもいいですよ。その位、勢いと想いの強さを感じる字でした。
ここに展示されていた「雨」という書が、筆の運びの勢いが感じられて良かったんですよ。
「キッズステーションスタジアム」という一枚目のポスターにも採用されていた作品が良かったです。作者の方は、支援員と名古屋に野球観戦に行ってから球場づくりを始められたそうです。客席、ダイヤモンド、スコアボードや看板まで細かく作られていました。野球観戦のワクワク感が伝わってくるようで見ていて、とても楽しかったです。
私、展覧会に行くと直感的に目に飛び込んで来た作品だけをじっくり鑑賞するのですけれど、今回は一つ一つの作品をじっくり観ました。それというのも残念ながらダイバシティー・イン・ザ・アートは今回で最後なんだそうです。
会場にいたスタッフの方に聞いてみた所、終了の理由は資金難だそうです。
「来場する健常者から入場料取っちゃえばいいじゃん」と思ってしまったのですが、そうすると営利活動になってしまうので助成金だか補助金だかが下りないんだと思います。
また形を変えて、こういう展覧会をやるとスタッフの方が仰っていたので期待しています。
とても良い展覧会でした。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


