「鬼滅の刃」第1巻の感想 ブームも一段落したので読んでみました。 | 文化の海をのろのろと進む

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 うしずのです。

 

 去年、映画も大ヒットし一大ブームとなったマンガ「鬼滅の刃」ですが、私まだ読んでいませんでした。去年、人気が最高潮の頃に読もうとしたのですがコミックスが売り切れていて読めず。その後、ブームに乗るのも嫌だなと天邪鬼になっていました。ブームも一段落したし、そろそろいいかと思って、読んでみました。

 

 一段落と書きましたが、TVアニメは新しいシリーズが始まるし、コラボ商品は続々出ているし、人気は全然衰えていないんですけどね。

 

 

 あらすじの後に私の感想となります。少々ネタバレ要素を含みます。私と同じく天邪鬼している方(笑)ご注意下さい。

 

 

 

 

「鬼滅の刃」1残酷  吾峠 呼世晴 ジャンプコミックス 集英社

 

 

あらすじ

 時は大正。炭を売る心優しき少年・竈門 炭治郎は、ある日鬼に家族を襲われてしまいました。唯一生き残った妹の竈門 禰豆子も、鬼に変貌してしまいます。炭治郎は妹を人間に戻して、家族を襲った鬼を討つことを決意し、旅立ちます。

 

 

 

では感想です。

 表紙の絵を見て、この作者の方はあまり絵が上手くないのかなと思ったのですが、マンガ本編の作画は表紙よりずっと良かったです。

 

 

 最初の方は言葉が多すぎかなと思ってしまったんですよね。マンガなので、もっと簡潔な言葉で伝えて欲しいなと思いました。でも連載開始ですから作者の方も気合い入りまくっていたんでしょうね。

 

 この物語に出てくる鬼は、日本の昔話に出てくる様な鬼では無く、マンガによく出てくるモンスターやゾンビみたいな感じですね。吸血鬼っぽい所もあります。ちょっとグロテスクではあるけど、怖くない見た目なんですよね。

 

 

 第5話と6話の間に作者の方の感謝の言葉が載っているんですけど、誠実な人柄が伝わってきて応援したくなります。

 

 

 終盤に主人公の炭次郎が唐突に技を出したので「急に覚醒し過ぎでしょう!!」と思ってしまいました。技を習得するまでの過程を描いてくれたら主人公の成長も感じられますし、バトルに物語としての厚みが出て良いのではないかなと私は思うんですけどね。

 

 「友情、努力、勝利」というジャンプマンガの三原則を備えた優等生的少年マンガという印象でした。ダメ出しっぽい事も書きましたが、人間愛があり正義があり、謎があり、登場人物も魅力的で、面白かったです。一気に読めました。

 

 人気が出るのも分かります。あそこまでのブームになったのは何故か?というのはまだ1巻なので分かりません。


 

 

 私、思うんですけど、炭次郎って本当に自分の家族を殺した鬼に復讐するんですかね?優し過ぎるので復讐が似合わない気がするんですよね。結末を知っている方はコメントでネタばらししないで下さいね。

 

 

 

 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。