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近くにありながら、なかなか足を運ばない近代美術館。
久しぶりに行ってきました。

「平山郁夫展」~遥かなるシルクロードと北海道~

仏陀やシルクロードを描いた作品も素晴らしいのですが、目を引いたのは彼がシルクロードに行って集めてきた遺跡の断片。
アフガニスタンやイランの紛争で破壊された遺跡が展示されていました。
紀元前のものから4、5世紀のものなど多数。
石を削ってきれいに磨かれた彫刻。顔や手足に表情があって見事でした。

無残に破壊されていく文化財の保護にも力を注いでいたことも紹介せれていました。

個人的に一番ツボったのは、彼が北海道旅行した時のスケッチ。
層雲峡や知床、摩周湖などあったのですが、その中に「雌阿寒岳・雄阿寒岳~大楽毛」がありました。

何もない原っぱの向こうに低い山。その向こうに尖った雌阿寒岳と雄阿寒岳が。
昭和40年9月。
大楽毛というそんなに広くない地域、どの場所からあの山を眺めたんだろう・・・・。
それにしても何もない場所。
昭和50年から5年間大楽毛に通いましたが、あまり山を意識して見たことがないような気がする。
なぜなら釧路特有のガス(霧)がかかって視界が悪く、遠くが見えない日が多いから。
そして晴れたときは、「今日は雌阿寒岳が良く見えるよ」となる。
お盆のころまではっきりしない天気が多いけど、秋は日照時間が長いと自慢な釧路。
9月は秋晴れだったのだろう。

しばしそのスケッチの前で足を止め、40年前の景色を思い出しながらあれこれ想像していた。



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そしてついでにこちらも見てきました。

こちらもなかなか興味深くて面白かった。

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