おはようございます。
家庭教師の牛込です。
「なんでできないの!」
学校や塾の先生、
お父さん、お母さんに言われた。
生徒さんから、
こんな話を聞くことがあります。
「わからないから塾に行ってたのに……」
みたいな感じです。苦情ですね(笑)
もちろん、教える側も、
「なんでわからないの!」
「なんでできないの!」
これは言ってはいけない言葉だと、
きっとわかっていると思います。
ぼくも、言ったら負けだと思っています。
でも、つい出てしまいやすい言葉でもあるんですよね。
ぼくにも、そう思った経験があります。
・・・
大学生のころ、
家庭教師を始めたばかりのときの話です。
中学2年生の生徒さんに、
一次関数を教えていました。
定期テストが近づいていました。
しかも、そのテスト範囲は一次関数だけ。
「これはまずいな……」
「ここがわからないままだと、
かなり厳しい点数になってしまうかもしれない」
そう思って、ぼく自身が焦っていました。
何度説明しても、なかなかできない。
前回、少しできるようになったはずなのに、
復習をしていないので、
またできなくなっている。
そんな場面でした。
・・・
そのときに気づいたんです。
ぼくがイライラしていたのは、
その子が理解できないことに対してではなく、
「テストに間に合わないかもしれない」
という自分の焦りだったんだなと。
さすがに、
「なんでできないの」
とは言いませんでした。
ぼく自身、昔そう言われて、
とても嫌だったからです。
家庭教師をするときに、
それだけは言わないようにしようと
決めていました。
でも、言ってしまう人の気持ちは、
そのときによくわかりました。
「なんでできないの」
この言葉は、
子どもの理解度が低いから出るというより、
「何とかしたい」
「間に合わせたい」
「できるようにしてあげたい」
という気持ちが行き過ぎて、
出てしまう言葉なのかもしれません。
そして、もうひとつ。
自分がうまく理解させられないことを、
子どものせいにしている部分もあるなと感じました。
つまり、教える側の感情の問題なんですよね。
子どもの問題というより、
自分の問題。
・・・
お父さん、お母さんが
お子さんに勉強を教えるときも、
同じようなことがあると思います。
自分の子どもだからこそ、
余計に、
「なんとかしなきゃ」
という気持ちが強くなります。
すると、つい、
「なんでできないの」
と言ってしまう。
さらに、
「お兄ちゃんはできたのに」
「せめて○○高校くらいは……」
「お友だちの○○ちゃんはできるのに」
こんな言葉まで出てしまうことがあります。
でも、子どもは人と比べられることを、
かなり嫌がります。
というより、
自分でもすでに比べて苦しんでいることがあります。
そこを大人からズバッと言われると、
かなりつらいんですよね。
・・・
「なんでできないの」
これは、言っても一つも得にならない言葉だと思います。
子どもは心の中で、
「そう言われても、
わからないものはわからないんだけど」
と思っています。
場合によっては、
傷ついているかもしれません。
そして、やる気も下がります。
言った人への信頼も下がります。
話を聞く気もなくなってしまいます。
・・・
では、どうすればいいのか。
こういうときは、
大人の方が少し「太っ腹」になるしかないと思っています。
「何度でも付き合うよ」
そう覚悟を決める。
自分の説明が悪かったのかもしれない。
それくらいの気持ちで接すると、
ちょうどいいのかなと思います。
実際、本当に説明の仕方が合っていないこともあります。
焦っても仕方ありません。
今、目の前のことに集中して、
できることを一つずつやるしかありません。
急にいい点数が取れるようになるとは限りません。
でも、昨日より少しわかる。
前より少し解ける。
苦手な問題に少し向き合える。
まずは、そこを目指せばいいと思います。
それでいいというより、
そこからしか始められないんですよね。
・・・
今回は、
「なんでできないの!」は禁句
というお話でした。
この言葉を封印すると、
子どもだけでなく、
大人の心も少し軽くなると思います。
焦ったときほど、
「何度でも付き合うよ」
この気持ちを思い出したいですね。
群馬県を中心に、
小学生・中学生・高校生向けの家庭教師をしています。
勉強が苦手なお子さん、
思うように成績が伸びないお子さんに、
できるところまで戻って少しずつ進める指導をしています。
指導内容や料金はこちらにまとめています。
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